疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第35回) ビールは「香りとコク」で、飲み過ぎを防ぐ

ヘルスケア

公開日:2018.05.11

 ゴールデンウィークが明け、これからビールがおいしい季節になってきます。今回のアンチエイジングは、ビールとの上手な付き合い方について考えましょう。

宴席を盛り上げる「ビール」、でも飲み過ぎはダメ

 爽やかな喉越しで食事が進み、心地よく食事の会を盛り上げてくれるビール。一方で、ビールに含まれる糖質量はお酒の中でもかなり多いことで知られています。一般的に100g当たり3〜5gほど。これはワインの約2倍に当たります。そのため、飲み過ぎは太りやすく、メタボリックシンドロームの要因の1つともいわれています。

 飲酒は血行促進や食欲増進、ストレス解消、コミュニケーションの円滑化など“メリット”があるともいわれます。一方で、健康維持の観点からすると飲まないに越したことはありません。節度ある適度な飲酒として「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、1日平均純アルコールで20g程度」(厚生労働省:健康日本21より)が奨励されています。

 「純アルコール20g」をビールに換算すると、およそ「中ビン1本(500ml)」分。体格や体質、年齢によって体内でのアルコール分解力には差があるため、特に女性や高齢者、冒頭のようにお酒を減らしたいと思っている人などは、缶ビール1本(350ml)以下を目安に飲酒量を制限しましょう。

 お酒による健康リスクや適度な飲酒量をより詳しく知りたい場合は、厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」の「飲酒」のページをご覧になることをオススメします。

ビール愛飲家が飲み過ぎを防ぐ3つのポイント

 お酒を控えようと思ってもなかなか難しい場合や、1杯飲むとセーブが利かなくなってしまう場合は、食事内容やビールの種類を次のように工夫して飲み過ぎを防ぎましょう。

●お酒は食事とともにゆっくり楽しむ
 空腹時にビールを飲むと、吸収が早くなり酔いが回りやすくなります。アルコールの分解をサポートする栄養素を積極的に摂取し、お酒ばかりが進まないように注意しましょう。おつまみには、消化・吸収をサポートするビタミン・ミネラルが豊富な野菜・果物を。主役の料理は、肝臓の働きをサポートするたんぱく質が豊富な肉・魚・卵・豆製品・乳製品を積極的に摂取するのがオススメです。

 また、ビールを飲んだ分だけ同量の「水」を飲むことも心がけてください。飲み過ぎを防止するだけでなく、アルコールを薄めて肝臓への負担を和らげる効果が期待できます。

●「喉越し」ではなく「鼻越し」で味わう
 喉越しが爽やかだからといって、グビグビッと一気に飲んでしまうと、瞬く間に飲み過ぎてしまいます。最近では香りやコクを楽しめるクラフトビールやエールビールなども増え、さまざまな種類から好みのビールを選べるようになりました。喉越しだけでなく、ワインのように飲んだ後に鼻から抜ける香りを楽しんだり、舌から口中に広がる奥深い味を楽しんだりするのが、体に優しい飲み方です。ゆっくりと味わうことで、短時間での大量の飲酒を防ぎやすくなります。

●「糖質オフ」や「プリン体ゼロ」に頼らない
 糖質やプリン体の含有量が少ない健康志向のビールであっても、お酒であることに変わりありません。成分が少ない分、飲み過ぎれば健康リスクが高まります。成分よりも「飲酒量」に注目して飲み過ぎないようにしましょう。

メーカー情報なども参考に楽しいコミュニケーションを

 サッポロビールが公開する「知っておこう! 上手な飲み方、付き合い方」には、メーカーならではの視点で飲酒についての情報がまとまっています。アルコール・ハラスメントに関する記述などもありますので、営業職の方や、宴会幹事の方はぜひ参考にしてみてください。

 1日の疲れを癒やしたり、ストレス発散や楽しいコミュニケーションにビールを活用する場合は、「適量」こそが大事なポイントです。ビジネスパーソンの資本は健康ですので、体に負担をかけない飲み方・食事を心がけてください。

執筆=Nao Kiyota(Self Training Café)

美容・健康ライター。ダイエットアドバイザー、リンパケアセラピスト、心理カウンセラーの資格を生かし、健康で美しくなるためのセルフトレーニング法を発信している。最近カメラを購入。写真で「もっとわかりやすく」伝えられるよう、日々修行に励んでいる。抹茶ラテ(豆乳・シロップ抜き)と足つぼマッサージが大好き。

【T】

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