疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第92回) 春バテを防ぎ仕事のパフォーマンスを高める休憩法

ヘルスケア

公開日:2023.04.25

 気候や環境が変化し何かと落ち着かない春先は、気分や体調の優れない「春バテ」に悩まされやすい時期です。自覚がないまま疲労やストレスをため込んでしまうと、自律神経の乱れによって眠さ・ダルさがいつまでも抜けない、やる気が湧いてこない、集中力が途切れやすい、といった不調を引き起こし、心身のパフォーマンス低下につながる場合があります。

 長時間、何かに集中し続けることは容易ではありません。考え続けていれば脳が疲労しますし、体を動かし続けたり、逆に同じ姿勢で座り続けたりすると体に疲労がたまり、運動効率・作業効率が下がります。高いパフォーマンスを維持するには、こまめに「休憩」して脳や心身への負荷を和らげ、適度にリフレッシュさせることが大切なのです。新年度を迎えて新しい職場、新しい立場で仕事をするビジネスパーソンも多いはず。心労が増えやすい春先は特に、疲労やストレスをリセットするための方法を覚えておくと役に立つと思います。

 今回は、“春バテ予防をしつつ仕事の効率を高める休憩法”をテーマに、心身の疲労を和らげパフォーマンスを高めるワンアクションをご紹介します。個人で取り組むほか、できれば部署やチームも巻き込んで実行してみてください。

休憩法1:水分補給

 水分補給は体調管理の要です。水分が不足すると体液循環の働きが鈍って酸素の交換効率や栄養素の代謝が下がり、集中力やパフォーマンスが低下しやすくなります。一度にたくさん補給しても吸収しきれず排出されてしまうため、コップ1杯(250ml)程度までの量で、こまめに補給しましょう。手が届く範囲に水筒やペットボトルを置いておけば、その場にいながら水分補給がしやすくなるほか、そのタイミングで気持ちの切り替えもできてオススメです。胃腸への負担を軽減しながら効率よくコンディションを整えたいという人は、常温の水や白湯を摂取するように心がけましょう。

休憩法2:ガム/グミをかむ

 スポーツ中継などで見るガムをかむプロ選手のように、練習中やプレー中に、ガムまたはグミをかむアスリートは多いようです。かむと顔の筋肉や脳が刺激され血流を促進させるため、集中力アップ、眠気払いに役立ちます。また、リズミカルにかめばリズム運動と同様のリラックス効果が期待できるので、落ち着きを取り戻し冷静に考えたいときにもうってつけです。歯をくいしばる際のクッションや口中の水分維持になるといった効果も、ガム/グミをかむ理由に挙げられるようです。

 一方で、ガム/グミをかむ姿や音を不快に思う人がいるのも事実です。特に静かなデスクワーク環境では、仕事中にガム/グミをかむことをよしとしない職場もあるでしょう。そこで、1人で集中したいときや次の現場への移動中など、周囲への影響がないところでガム/グミをかむことをオススメします。長時間かみ続けると歯の健康にとっては逆効果との指摘があるため、ここぞというとき、気持ちを切り替えたいときなど休憩やリセットのタイミングでモグモグしましょう。

休憩法3:全身を動かす/ストレッチをする

 疲労の軽減やリフレッシュに最適なのが、全身の血流を促して酸素や栄養素の運搬をスムーズにできる「全身運動」です。書類を取りに行く、資料をコピーしに行く、お手洗いに行く、ランチのために外に出るなど、ちょっとした移動は全身を大きく動かすチャンスです。移動すると視界が変化し、脳に新鮮な刺激を与えるため、脳のリフレッシュにも役立ちます。やや大股の歩幅で歩いてみる、階段の上り下りをする、股関節からスクワットをするなど大きめの動作で全身を動かし、血流を促進させましょう。

 自宅での仕事など移動時間が少ない場合は、その場で行えるストレッチをしましょう。長時間同じ姿勢を続けると起こりやすい、コリやむくみの予防・改善にも効果が期待できます。手軽に取り組める動作として、座ったまま肩や首を大きく回す、立ち上がってバンザイをしながら伸びをする、腰を大きく回す、前屈/後屈するなどがオススメです。大きく深呼吸しながら体を動かし、全身に酸素と栄養素を届けましょう。

休憩法4:雑談を楽しむ

 ちょっとした雑談は、目の前の業務から離れて頭をリフレッシュさせるのはもちろん、情報収集やチームの信頼関係構築にも役立ちますし、何気ない会話から新しい発見・発想のヒントを得られる場合があります。会議の前のアイスブレークとして、雑談から入るというビジネスパーソンも少なくないでしょう。

 とはいえ、貴重な会議時間を雑談でつぶされるのは嫌という人もいます。長時間の雑談は互いの貴重な仕事時間を奪いますから、会議での雑談は、あくまでも“ちょっとした会話”に止めた方が無難です。疲労やストレスをためないようにするには、チームビルディングの時間として雑談をスケジュールに組み込むなど、あらかじめ設定しておくのがよいかもしれません。

 ご紹介した休憩法は、デスクワークに限らずあらゆる業界で応用できるように考えました。作業の合間や移動のついでに気分や目的に応じて取り入れるのがオススメです。いつまでも若々しい発想や気力を保つためにも、個人で/チームで実施してみてはいかがでしょうか。せわしない時期こそ心身を整えるタイミングを確保して、コンディションを整えていきましょう。

執筆=Nao Kiyota(Self Training Café)

美容・健康ライター。ダイエットアドバイザー、リンパケアセラピスト、心理カウンセラーの資格を生かし、健康で美しくなるためのセルフトレーニング法を発信している。最近カメラを購入。写真で「もっとわかりやすく」伝えられるよう、日々修行に励んでいる。抹茶ラテ(豆乳・シロップ抜き)と足つぼマッサージが大好き。

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