疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第15回) 秋バテを防ぐ、疲労回復&アンチエイジング習慣

ヘルスケア

公開日:2016.09.09

 秋がいよいよ目の前に迫ってきました。年度の後半戦、ビジネスもプライベートもいっそう気を引き締めて向かいたいもの。今回は、夏の不調を引きずり「秋バテ」に発展させないために取り入れたい、5つの新習慣をご紹介します。

不調が長引く秋バテにご注意

 医師や専門家、協賛企業で構成されるウーマンウェルネス研究会の公式サイト「ウェルラボ」によると、秋バテとは「暑さが一段落して過ごしやすくなる秋口になって、体のだるさや疲労感、食欲不振などの不調を抱えている状態」のことと定義されています。

 この記事の調査(ウェルラボ2016年6月「夏から秋の体調に関する意識調査」)によると、夏から秋にかけて、男性では3割超、女性では5割超の方が不調に悩まされているとのことで、職場によっては看過できないケースになっていると考えられそうです。

 秋バテは大きく2つのタイプに分類され、夏場は元気でも、蓄積された自律神経の乱れが季節の変わり目で顕在化する「燃え尽きタイプ」、もともと冷えや虚弱症状を抱えていて、夏場以降も調子が上がらない「だらだら不調タイプ」があります。いずれにしても、次の5つの習慣を取り入れることが秋バテ予防になりますので、今から心掛けましょう。

秋バテ予防の5つの習慣

1:冷房との付き合い方を調節する

 冷房による冷えは、体液循環を滞らせ、体内細胞の働きを減退させる大きな原因です。また、冷房によって室内・外の温度差が大きくなる夏は、自律神経に対する負荷も増大します。外気温の下がってくる初秋は、冷房を弱めるチャンス。いきなり冷房の使用をやめてしまうと体への負担も大きくなるので、少しずつ室内・外の気温差を減らすことを心掛けましょう。

2:内臓を冷やさない食事を取る

 冷たい食事は内臓の働きが鈍りがち。そのため夏から秋にかけて、知らず知らず内臓に疲れがたまり、その機能が低下している場合があります。秋バテに発展しないよう、秋口に内臓機能のメンテナンスを行うことが大切です。

 秋が旬のにんじんやごぼう、里芋、サツマイモなどの根菜類には、体内を温め活性化させる効果が期待できます。また、生姜は胃腸の血行を促し、温めます。

 旬の食材を使った温かい煮物・焼き物や、野菜スープ、味噌汁などの温かい汁物を積極的に取り入れましょう。冷たいおかずの場合は生姜を加えたり、代謝を高めるネギや唐辛子などの薬味を添えたりするのがお勧めです。

3:入浴時間を増やす

 夏はシャワーで過ごすことが多かったという人は、ぜひ“湯船に漬かる”時間を増やしてください。入浴で体をじっくりと温めることで、血行が良くなり、酸素や栄養素が隅々まで行き渡ります。また、リラックスして湯船に漬かることで、自律神経が整い、疲労回復効果が高まります。

 お風呂の設定温度は、38℃前後がお勧めです。10〜20分ほどしっかり湯船に漬かり、体を芯から温めましょう。40℃以上の熱めのお湯に漬かると、血圧が急上昇し、体表面ばかりで体内をじっくり温めることができず、湯冷めしやすくなります。これでは自律神経のバランスを乱して逆効果に。注意しましょう。

 また、血管を拡張する効果が期待できる炭酸ガス入りの入浴剤を活用することもお勧めです。

4:睡眠の質を高める

 疲労回復や細胞の再生には、良質な睡眠が欠かせません。私たちの体温は、日中の活動中に上昇しています。これが夜にかけて下がることで、眠気が起こります。体温の変化にメリハリを付けることで、寝付きが良くなり、睡眠の質を高めやすくなります。

 上記のように入浴することで自律神経がリセットして、体の体温調節機能が回復します。夕食後に軽い散歩などの運動を取り入れるとさらに効果的。就寝時間にはクールダウンし、寝付きが良くなります。

5:軽い運動を習慣化する

 外出しやすい気候に移り変わる秋は、積極的に運動を取り入れましょう。運動には、筋肉の緊張をほぐして自律神経の働きや代謝を高める効果や、脳を活性化してストレスを解消する効果が期待できます。

 ただし、急に負荷の高い運動を行うと、疲労やストレスを逆にため込んでしまう恐れがあるため、無理なく楽しく続けられる運動の種類・量で行うことが大切です。

 運動時間は20〜30分にとどめ、散歩や軽いジョギングで体を大きく動かしましょう。大きく手足を動かすことで、全身の筋肉を刺激し、体液循環を促すことができます。

 秋バテを防ぐポイントは、冷えの予防・改善、代謝の回復、そして自律神経の働きを整えることです。食生活や睡眠習慣、運動習慣を中心に夏までの生活を見直し、秋バテを防ぐ習慣に切り替えていきましょう。

執筆=Nao Kiyota(Self Training Café)

美容・健康ライター。ダイエットアドバイザー、リンパケアセラピスト、心理カウンセラーの資格を生かし、健康で美しくなるためのセルフトレーニング法を発信している。最近カメラを購入。写真で「もっとわかりやすく」伝えられるよう、日々修行に励んでいる。抹茶ラテ(豆乳・シロップ抜き)と足つぼマッサージが大好き。

【T】

あわせて読みたい記事

  • 疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第97回)

    笑顔で心身ともにいつまでも若々しく

    ヘルスケア

    2024.07.09

  • 疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第96回)

    出会いの春にすすめたい、お酒との付き合い方

    ヘルスケア

    2024.04.11

  • 疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第95回)

    冬こそオーラルケアを見直そう

    ヘルスケア

    2024.01.29

連載バックナンバー

疲れ解消★カンタン!アンチエイジング