疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第6回) 夜ごと続く付き合い酒を乗りきるヘルスケア

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公開日:2015.12.18

 年末年始に向けて飲み会や宴会が続くこれからの時期は、食事管理のストッパーが外れ、暴飲暴食に陥りがち。うっかりすると太りやすく、体調不良や老化を招きやすくなります。 特に糖質の摂りすぎは老化や不調の大きな原因である「糖化」を促進し、肥満やメタボを招いてしまいます。付き合い酒の席ではなるべく糖化を防ぐメニューを選び、“太らない、老けこまない”よう、この時期を楽しく乗り切りましょう。

太らない、老けこまないコツは糖化の抑止

 健康な体が資本のビジネスパーソンは、お得意先に清潔感や信頼感のある印象を与えるためにも、スマートで若々しい身体を維持したいもの。お得意先と飲む機会が多くなるこの時期、ついついおろそかになりがちですが、健康を維持するためにも特に糖質を控えた食事摂取を心掛けるべきです。

 糖質を過剰に摂取すると、体内で糖化が起こります。卵や小麦粉など、たんぱく質と糖質が混ざったホットケーキ生地を焼くとこんがりと焦げますが、これと同様の反応が体内でも起きていると思ってください。食べ過ぎた余分な糖がたんぱく質とともに体温で加熱されると、老化を促進する原因物質に変性して体内を焦がします。余分な糖質は、体脂肪として蓄積するだけでなく、糖化によって次のような老化や、それに伴う不調を招きます。

・血液や血管の老化:「糖尿病」「動脈硬化」
・骨の老化:「骨粗しょう症」
・肌細胞の老化:シミ、しわ、たるみ、乾燥や荒れなどの肌トラブル

 糖化と老化の関係についてさらに詳しく知りたい場合は、書籍『AGEsと老化−糖化制御からみたウェルエイジング−』がお薦めです。

糖化を抑えるお酒、おつまみとは

 糖化による体脂肪の増加や老化を防ぐためには、糖質の多い食材の摂取による血糖値(血液中のブドウ糖量)の急上昇を防ぐことが重要です。そのためにも、糖質とたんぱく質を一緒に加熱調理した料理を食べ過ぎないようにしましょう。

 付き合い酒の席では、糖質や老化を促進させる物質が少ない次のようなお酒やおつまみを選ぶことで、糖質の過剰摂取を防ぎやすくなります。

・糖化を抑えるお酒

 ビールや日本酒、甘口のワインなどの糖質が豊富なお酒を避け、焼酎やウイスキーなどの、糖質が含まれていない“蒸留酒”を選びましょう。1杯目のビールを皆で楽しんだら、2杯目からは糖質の含まれていない蒸留酒を、というように切り替えると、会食の席でもお酒を楽しみながら糖化抑止ができます。

 もちろん、糖質が少ないお酒だからいくら飲んでも大丈夫、ということはありません。アルコールの摂り過ぎは内臓に負担をかけてしまいます。お酒は適量に、休肝日を設けながらお酒の種類に気を配ることが大切です。

・糖化を抑えるおつまみ

 糖質の多いごはんやパン、パスタなどの炭水化物や、たんぱく質と炭水化物を合わせてこんがりと仕上げた揚げ物、焼き物類は糖化を促進しやすいメニューです。いつもよりたくさん食べてしまいがちな付き合い酒の席では、からあげやフライドポテト、ベーコン、甘いものはなるべく避けてください。

 お薦めメニューは良質な脂質が豊富な「青魚」や低カロリーな「貝類」。刺し身や塩焼きといった、シンプルな味付けの方がより効果的です。

 食事初めにサラダや煮炊きなど(生野菜サラダや蒸し野菜、漬物などが◎)、食物繊維の豊富な野菜をたっぷり食べると血糖値の急上昇を防ぎやすくなります。こちらもできるだけあっさりとした味付けのものを選びましょう。ドレッシングや、こってりとした味付けでは高カロリー・高糖質を招きがちです。

 糖化による老化を防ぐ食事メニューについてさらに詳しく知りたい場合は、書籍『老化物質AGEためないレシピ −ウェルエイジングのすすめ』をお薦めします。

併せて取り入れたい、就寝前のお約束

 お酒を飲んだ翌朝はのどが渇く。これはアルコールによる利尿作用で体内が脱水していることが一因です。体内の水分が不足すると、血液がドロドロになって老化が進みやすくなります。できればお酒を飲みながら水を飲む習慣をつくりたいところですが、お酒の席で水ばかり飲むのはなかなか難しい……。そんな場合は、帰宅後(就寝前)に水を飲むようにしましょう。

 お茶やコーヒーなども利尿作用がありますから、水分補給は「水」で行ってください。冷たい水は体内を冷やして代謝を下げてしまうので、常温の水か白湯(さゆ)を飲むとよいでしょう。

 付き合い酒は断りにくいですが、口にするものを選ぶことは可能です。ぜひ、糖化を防ぐお酒やおつまみを選び、水分不足を補って、太りにくく老けにくい体づくりを目指してください。

執筆=Nao Kiyota(Self Training Café)

美容・健康ライター。ダイエットアドバイザー、リンパケアセラピスト、心理カウンセラーの資格を生かし、健康で美しくなるためのセルフトレーニング法を発信している。最近カメラを購入。写真で「もっとわかりやすく」伝えられるよう、日々修行に励んでいる。抹茶ラテ(豆乳・シロップ抜き)と足つぼマッサージが大好き。

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