疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第23回) 抜け毛・薄毛予防には肩こりの改善がカギ!

ヘルスケア

公開日:2017.05.12

 加齢とともに進行する「抜け毛」や「薄毛」。気にならない人はいないでしょう。抜け毛・薄毛予防には、頭皮の血行を良くすることが欠かせません。血行が悪いと、頭皮に十分な栄養素が供給されず、老廃物の排出や肌・髪の再生がしにくくなります。実は、多くのビジネスパーソンが悩んでいる「肩こり」は、頭皮の血行を阻害する大きな要因の1つといわれています。

 「All About」こり・腰痛ガイドの檜垣暁子氏によると、髪の再生や成長に必要な栄養分や酸素などは血液によって運ばれるため、頭皮の血行が悪くなると、徐々に育毛環境までもが悪化する可能性があるとのこと。また、肩こりによる血行不良が頭部に流れる血液の減少を招き、育毛環境を悪化させる要素になるとも指摘しています。肩こりの改善は、豊かな頭髪維持への第一歩かもしれません。

肩こりと抜け毛・薄毛との関係

 健康意識調査(全国20~59歳の男女計1000名/マクロミル調べ)によると、不調の全体比率は1位:肩こり46%、2位:腰痛34%、3位:頭痛31%と続き、性別や世代に関係なく、共通していえるのは最多の悩みが肩こりということでした。

 肩こりの大きな原因は筋肉の緊張や血行不良といわれています。特に血液の循環が滞ると、首から脳にかけての血流も停滞しやすくなります。髪は、血液によって頭皮に運ばれた酸素や栄養素をもとにつくられ、成長します。そのため、肩回りの血行不良は髪の生成や成長を妨げ、薄毛や抜け毛を招く大きな要因になるといわれているのです。

生活習慣を見直して、肩こりと髪の悩みを改善!

 肩こりや血行不良を起こしやすい次のような生活習慣に心当たりはありませんか?肩こりによる不快感があれば、ぜひ改善していきましょう。

●長時間のパソコン操作、スマホ操作、デスクワーク
首を前に突き出す姿勢や猫背は、重い頭を支えるために首の筋肉がこわばります。このような姿勢が長時間続くと、筋肉がこり固まりやすくなります。また、眼精疲労も肩こりや頭痛の原因の1つ。したがって、デスクワークや一点に集中し続ける作業には注意が必要です。こまめに休憩を取り、姿勢を直したり、軽いストレッチなどで筋肉の緊張をほぐすよう意識しましょう。

●運動不足
筋肉を伸ばしたり縮めたり、動かす機会が減ると血行(血液の循環)が滞ります。その結果、こりが発生し、血流が阻害されてしまいます。この状況を改善するために適度な運動が良いとされています。適度な運動は気持ちの切り替えや肥満予防にも役立ちますから、歩くときに大きく手を振るなど、肩を動かす運動を日常的に取り入れていくことがオススメです。

●ストレス解消に積極的ではない
内臓機能の最適化や代謝、筋肉の動きなど、誰もが意識せずに行っている生命維持活動は、自律神経によってコントロールされています。ところが、ストレスを感じることで、この自律神経のバランスが乱れてしまいます。ストレスを感じると、アンケートにあるように体の不調が顕在化します。最も多かったのが「肩こり」ですので、ストレスを解消する手段として、適度な運動以外に、仕事とは別に趣味の時間を持つのがオススメ。ストレスの大半は仕事をきっかけに発生しているので、特に有効な手段です。

●栄養不足
血液によって運ばれる栄養素が不足すると、新陳代謝や筋肉の働きも減退します。エネルギー源となる炭水化物や脂質、たんぱく質(筋肉や髪などの主な原料)、代謝を促すビタミンやミネラル類をバランスよく摂取することを心がけましょう。

●睡眠不足
睡眠不足は、疲労の回復を阻害し、肩こりの悪化や慢性化を招きます。また、お肌のターンオーバーと同様に、髪の成長や生え変わりのサイクルが乱れ、薄毛や抜け毛の原因になる場合もあるので注意しましょう。就寝前の軽めのストレッチや、以下に挙げる運動で血行を促しましょう。

スカルプケアにつながる運動例

 生活習慣の見直しに合わせて行うことで、肩周りの筋肉疲労を改善し、頭皮の血行を促進する運動を紹介します。

●肩の筋肉を大きく伸ばし、回す
手をそれぞれの肩に添えて、大きく前後に回します。デスクワークの合間など、同じ姿勢が続いたときに効果的です。

●首の付け根から頭のてっぺんに向かってタッピング
心地よいと感じる程度の力で、両手の腹を使って優しくタッピングします。リフレッシュしたいときやシャンプー時に行うのがオススメ。脳への血流を促して、スッキリします。

●肩、首、頭皮を指圧マッサージする
シャンプーしながらで構いませんので、指の腹を使って指圧したり、頭皮を動かしたり、首や肩の筋肉を柔らかくもみ込んでみたりしましょう。こり固まった筋肉をほぐす効果が期待できます。

※痛みを感じる場合は運動を控えて、医師や専門家に相談しましょう。

 肩こりにアプローチして頭皮への血流を促すことは、髪の健康やツヤを取り戻すだけでなく、美肌づくりや脳の活性化にもつながります。「職業病」と見過ごすことなく、筋肉のこりを防ぎ、血行を改善する生活を心がけましょう。

関連URL
もうすぐ「世界保健デー」。日ごろの健康意識・取り組み実態を調査!
https://www.macromill.com/honote/20170228/report.html
抜け毛・薄毛予防は肩こり解消から!
https://allabout.co.jp/gm/gc/300150/

執筆=Nao Kiyota(Self Training Café)

美容・健康ライター。ダイエットアドバイザー、リンパケアセラピスト、心理カウンセラーの資格を生かし、健康で美しくなるためのセルフトレーニング法を発信している。最近カメラを購入。写真で「もっとわかりやすく」伝えられるよう、日々修行に励んでいる。抹茶ラテ(豆乳・シロップ抜き)と足つぼマッサージが大好き。

【T】

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