疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第54回) 挫折しやすい冬の運動習慣を継続させるツボ

ヘルスケア

公開日:2019.12.13


 オリンピックイヤーが目前に迫っています。働き方改革が始まり、従業員の健康を経営の主題に置く企業も増えつつある今、運動を始めたり、筋肉女子のように筋トレに興味を持ったりするビジネスパーソンが増えています。

 しかし、冬の寒さは人を出無精にしてしまい、運動習慣が崩れてしまうことも少なくありません。中には、ウォームアップもしないで朝ラン、夜ランなどに取り組み、冷えた体を痛めてしまうといったケースもよく聞きます。そうならないように、運動のメリットと注意点を踏まえて、スマートな体づくりを行ってください。

ビジネスに影響している運動のメリット3つ

(1)運動は脳を活性化する
全身を動かすことで血流が良くなり、スムーズに血液が脳へ運搬されるようになることから、運動をして気分がスッキリした経験を持つ人は多いことでしょう。運動には体の柔軟性を高めるだけでなく、こうした気分転換やストレス解消などの効果があるため、長時間同じ姿勢で作業しないようにと工夫している企業もあるようです。

 例えば、「仕事のことでいっぱいになった頭をリフレッシュできるから」「机上よりもアイデアが湧いてくるから」という理由で食後の散歩などを推奨するのは、理にかなっているといえるでしょう。

(2)運動による心体の強化はビジネスの資本となる
適度な運動は筋力の向上や血液の体内循環を促し、疾病予防に役立ちます。また、体を動かして適度に疲れることは、睡眠の質の向上につながります。運動を継続することは心身を不調から守るだけでなく、長く元気で働ける体づくりなのです。人生100年といわれる超高齢社会、心体の強化はビジネスでも人生でも大きな資本となるでしょう。

(3)運動はアンチエイジングにも一役買う
引き締まった肉体が周囲に与える印象は、「自己管理能力」の高さでしょう。運動により、太り過ぎを予防・改善することは、ビジネスパーソンとして身だしなみを整えるという意味でも役立ちます。運動による体力維持や健康維持は老化予防につながり、若々しい印象を与えることにも役立ちます。

 一方で、ビジネスパーソンを対象に行った調査結果からは、特に“冬”に運動を習慣化することの難しさがうかがえます。

ビジネスパーソンの運動実態

 株式会社CUVEYESが全国の20~50代、働く男女500人に対して行った「ビジネスパーソンの運動に関する調査」で日ごろの運動頻度を尋ねた結果、回答数が最も多かったのは「運動しない(38.2%)」。続いて「週2回(10.4%)」「週1回(10.2%)」が続きました。

 しかも、全回答者の約半数が5年前よりも「太った」と回答。ダイエットの挫折経験の有無を尋ねた結果、「何度もある(20.4%)」「ある(14.8%)」「何度かある(16.4%)」を合計すると、半数以上の人が挫折を経験していることが明らかになりました。

 同調査で運動を怠りがちな時期を尋ねた結果、最多回答は「1月(29.8%)」。これに「12月(17.5%)」、「2月(14.6%)」が続き、寒い月が目立つ結果となりました。一方で、5人に1人以上が「正月太りしたパートナーに対して幻滅した経験がある」と回答しています。年末年始を中心に、冬は特に運動不足に陥りやすく、体形も崩れやすくなるシーズンなので、注意が必要です。

冬でも手軽に始めることができるオススメの運動

 「今年こそ運動を!」と一念発起したものの結局三日坊主に……。これを防ぐには、楽しみながら無理のない範囲の運動を取り入れましょう。効率よく体脂肪を燃焼させ体力・筋力を高めるには「有酸素運動」がオススメです。

 散歩やウオーキング、軽いジョギング、スロージョギングなど、息切れせず会話を楽しみながらできる程度の有酸素運動を、短時間行うことから始めましょう。第13回では、「10分間の運動」で無理なく運動を継続できる方法をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

冬の運動の注意点
 冬の急な運動はケガや不調のリスクが高いため、今まで運動をほとんどしていない人ほど注意が必要です。冬は体温の低下を防ぐために血管が収縮し血圧が上がりやすくなります。血管と同様、筋肉も収縮し柔軟性が低下するため、ケガをしやすくなります。

 また、夏と比べ水分補給に対する意識も低くなります。ですが、冬は体感しているよりも乾燥しており、体内の水分が失われやすくなります。運動前の入念なストレッチで筋力を柔らかくし、血行を良くして、運動中は水分補給を欠かさないようにしましょう。

 自身の体力や筋力と相談して負担のない運動から始めることが何よりも大切です。運動時にいつもとは違う不調を感じたら一時中止し、専門医に相談しましょう。

 運動から遠ざかりやすい冬ですが、乗り切れば習慣化に大きく前進します。オリンピックイヤーだから、というのは単なるキッカケです。体に良い習慣を得るチャンスと捉え、ぜひ取り組んでみてください。

執筆=Nao Kiyota(Self Training Café)

美容・健康ライター。ダイエットアドバイザー、リンパケアセラピスト、心理カウンセラーの資格を生かし、健康で美しくなるためのセルフトレーニング法を発信している。最近カメラを購入。写真で「もっとわかりやすく」伝えられるよう、日々修行に励んでいる。抹茶ラテ(豆乳・シロップ抜き)と足つぼマッサージが大好き。

【T】

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