疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第50回) 健康維持の自己管理を長く続けるためのコツ

ヘルスケア

公開日:2019.08.09


 さまざまなアンチエイジングの指針を提案してきた連載も、ついに50回を数えます。節目になる今回は、自身に必要なアンチエイジング法を選び、長く続けるコツをご紹介します。

 連載第11回では、アンチエイジングを予防医学と美容の観点から「心身のパフォーマンスや人としての魅力を高め、周囲からの信頼を得るために必要なセルフマネジメント」と定義しました。「体調管理も仕事のうち」と言いますが、健康も美容も、自身の過ごし方の工夫でマネジメントするしかありません。

 「自分に合う方法が分からない」「せっかく取り組んでもなかなか続かない」という声もいただきますので、そういう方のために、最低限まず何をするべきなのかを整理しましょう。「分かってるよ」という方は、日々の行動をセルフチェックするためにも一読してみてください。

アンチエイジングに欠かせないこと

 生活のどの部分を変え、何を取り入れたらよいか分からない……。そんなときは、健康維持や美容に必要不可欠なものから整えましょう。

(1)食生活は健康の要
 栄養素や水分が不足すれば、肌・筋肉の再生や疲労回復がスムーズに行われないばかりか、運動に必要なエネルギーを生み出すことができません。一方で、過剰な栄養摂取は生活習慣病のリスクを高め、老化を促進します。

 栄養バランスを整えるには、野菜ばかり、肉ばかりなどの偏りをなくし、さまざまな食材を適量の範囲内で取り入れることが重要です。食生活改善の第一歩としては、適正体重を指針にして食べ過ぎや栄養不足を改善することをオススメします。栄養バランスを整える手軽な方法は、第47回の記事をご覧ください。

(2)運動は習慣が命
 「歩くこと」だけでも健康法に数えられるように、筋肉の維持には体を動かすことが大切です。たまに長時間のトレーニングや運動を行うよりも、毎日少しずつでも体を動かす方が健康維持には向いています。体力が無いのに強度の高い運動を行うと長続きできませんし、また、過度な負担をかける運動は、逆効果になることもあります(健康維持に最適な運動強度の目安を知りたい方は第46回をご覧ください)。

 1回10秒のストレッチ、10分程度でできる散歩、ラジオ体操、エレベーターの代わりに階段の登り降りなど、小さなことを「日々」積み重ねることが大切です。運動意欲が湧いてきたときが強度の上げ時です。

(3)入浴・睡眠を怠らない
 シャワーではなく湯船にしっかりと入ることで、体内を温めて全身の血行を良くすることができます。また、寝る少し前にしっかり体を温めることで、就寝に向けて体温が下がり、眠りやすくなります。肌や筋肉の再生や疲労回復は寝ている間に行われますから、入浴と十分な睡眠を維持することは健康維持だけでなく老化予防にも欠かせません。

セルフマネジメントのコツ

 よりスリムなボディーラインを作ったり、抜け毛や薄毛を予防したりするアンチエイジングは、食事、運動、入浴、睡眠習慣を整えた健康の土台の上に成り立ちます。これに加えてセルフマネジメントがうまくいくと、アンチエイジングのための行動を習慣化しやすく、長く続けることができます。

 次のポイントを押さえましょう。

[1]目標を持つ
 なぜ健康的で若々しいコンディションをキープしたいのか、自分の中で明確にしておくことが大切です。「還暦を過ぎてもマラソンを楽しみ続けるため」「爽やかな印象を維持するため」など、どんなことでも構いません。自分にとっての楽しみがあり、アンチエイジングのための行動を続けたいと思える目標を設定しましょう。

[2]自分に合う方法を見つける
 健康維持のためのスポーツといっても、ストレッチ、ヨガ、ウオーキング、ジョギングなど、人によって種類も方法もさまざまで構いません。日々続けるものですから、負担をかけ過ぎず、楽しく続けられるものを選びましょう。もちろん、週単位・月単位で習慣にする組み合わせも念頭に置いて考えるのも有効です。楽しく続けられることが一番です。このとき、記録を付けるとメリハリも出て目的がブレなくなります。

[3]実践を記録する
 その日できたことを1回限りにせず、日々積み重ねるために、記録を取りましょう。「五年日記」のように同じ日付が数年分1ページにまとまっているものを活用すると、過去を照らし合わせて振り返ることができるのでオススメです。取り組んでみての感想や結果を合わせて書き込んでおくと、複数の方法を比べてより良いものを選択したいときにも重宝します。

 書き込むタイプの記録が苦手な場合は、自動で記録できるデバイスを活用するのも1つの方法です。スマートフォンアプリ、時計型や装着型デバイスを活用して生活習慣や運動結果を「見える化」することは、モチベーション維持に役立ちます。目標を設定し記録を取ることで、達成感を味わうことも可能です。中には、達成をポイントで提供してくれるサービスなどもありますので、興味のあるものを探してみましょう。

[4]仲間を見つける
 1人ではどうしても続かない、という場合は一緒に楽しむ仲間をつくりましょう。家族全員で取り組むのも習慣化には有効です。誰かと一緒に楽しむものに変わると、趣味のように楽しめるようになることもあります。仲間を見つけるコツとしては、アナログですが町内会の案内やスポーツショップの掲示板、自治体会報なども情報源として信頼できます。

 アンチエイジングは、一朝一夕には結果が出ないものです。そして、終わりのある取り組みでもありません。健康を維持し、いつまでも若々しく元気に過ごすには、文字通り「続ける」ことが大切です。できない、なかなか続かない、という方は、上記を参考に続けられるところから始めて、続けるための工夫を加えていくようにしましょう。

執筆=Nao Kiyota(Self Training Café)

美容・健康ライター。ダイエットアドバイザー、リンパケアセラピスト、心理カウンセラーの資格を生かし、健康で美しくなるためのセルフトレーニング法を発信している。最近カメラを購入。写真で「もっとわかりやすく」伝えられるよう、日々修行に励んでいる。抹茶ラテ(豆乳・シロップ抜き)と足つぼマッサージが大好き。

【T】

あわせて読みたい記事

  • 疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第97回)

    笑顔で心身ともにいつまでも若々しく

    ヘルスケア

    2024.07.09

  • 疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第96回)

    出会いの春にすすめたい、お酒との付き合い方

    ヘルスケア

    2024.04.11

  • 疲れ解消★カンタン!アンチエイジング(第95回)

    冬こそオーラルケアを見直そう

    ヘルスケア

    2024.01.29

連載バックナンバー

疲れ解消★カンタン!アンチエイジング