脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」(第101回)
社運が上向く? Wi-Fi7
PC操作中に画面が固まってしまい、どう対処していいのか分からない。そんなIT初心者の社長にも分かりやすく理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は、Windows PCの不具合で画面が青くなる「ブルースクリーン」だ。
「PC操作中に動かなくなり、画面が青くなってしまった。ちょっと見てくれないか」(社長)
「これはブルースクリーンですね。いつもと違う操作をしませんでしたか」(総務兼IT担当者)
「変なことをしたつもりはないんだけどな......。経営会議で使う資料を出そうと思ったら、急にPCが固まってしまって、まいったよ」
「トラブルで社長の顔も真っ青。そんな冗談は別として、何が原因なのか、調べてみますね」
ブルースクリーンとは、Windows PCが何らかの理由で不具合が発生した際に表示される青い画面のこと。画面には不具合の原因を調べる手掛かりとなるエラー情報や停止コードが表示されます。一般的にはしばらくすると自動的に再起動する設定になっており、慌てることなく待つことがポイントです。また、エラー情報や停止コードの理解など、不具合の修復にはPCの専門的な知識が必要になることもあるので、社内の情報システム担当者やIT事業者に相談するといいでしょう。

ブルースクリーンはハードウエアやソフトウエアの異常、メモリやストレージの劣化・不具合、マルウエアやウイルス感染など、あらゆる原因で発生する
ブルースクリーンが発生する原因はさまざまです。その1つに挙げられるのが、HDDやSSDといったハードウエアの不具合です。PCが処理したデータを記憶装置に保存できず、データを保護するためにブルースクリーンが発生することがあります。また、プリンターやスキャナーなどの周辺機器を動かすのに必要なドライバの不具合や、システムファイルの破損、マルウエアやウイルス感染なども原因になります。
ブルースクリーンが表示されたとき、まず最初に確認したいのが、画面に表示されているエラーコードです。どんなエラーが発生しているのかを特定する手掛かりになりますので、コードをメモしたり、画面をスマホなどで撮影しておくことをお勧めします。
多くの場合、ブルースクリーンが一定時間表示された後にPCが自動で再起動されます。再起動後に問題なく稼働するのであれば、一時的なエラーやWindows Update直後の不具合である可能性も考えられます。しかし、ブルースクリーンのまま動かなくなったり、稼働中に何度も再起動を繰り返したりする場合、専門業者によるサポートや修理が必要になることもあります。
昨今は生成AIを始めPC処理の負荷が高くなる操作が増えているため、Windowsのアップデートやこまめなデータ整理などのメンテナンスが重要です。不要なファイルやアプリを整理したり、クラウドストレージを利用したりして、PCにかかる負荷を少しでも抑えるように意識するとよいでしょう。また、セキュリティ対策の見直しや定期的なバックアップも不可欠です。ハードウエアに原因があると見られる場合、より高性能なPCへの切り替えも検討しましょう。
「社長のPCを専門業者に見てもらったんですが、データがうまく記憶装置に保存されなかったことが原因のようです」(総務兼IT担当者)
「原因が分かってよかった。何もしていないのにPCが壊れたかと思って、気が気じゃなかったよ」(社長)
「そろそろPCもリースアップの時期ですし、もっと高性能なものに切り替えてもいいかもしれませんね」
「その費用はどのくらいかかるんだ。金額を聞いたら、青ざめてしまいそうだ」
※掲載している情報は、記事執筆時点のものです
執筆=山崎 俊明
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