ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
データ入力の鬼に成長する無駄
ただでさえ繁忙期なのに、2倍の紙伝票の処理に直面した事務担当者はこれまでのデータ入力のノウハウを結集して伝票の山に立ち向かいました。しかし、キーボードの打ち過ぎでけんしょう炎に。肩こり、眼精疲労にも悩まされ、揚げ句の果てに処理が間に合わず役員からしかられる始末です。翌月も同じような事態になったらどうしよう。事務担当者は一人で悩んでいます……。
紙伝票がなかなかなくならない実情があります。なくすには取引先の理解が必要な場合もあり、伝票自体のデジタル化は思うように進んでいません。
ただ、多くの企業での課題は伝票自体のデジタル化ではありません。紙伝票を業務システムに手入力する労力です。伝票処理の担当者は、紙伝票に記載された文字や数字を業務システムに正しく入力するため、注意深く入力作業を行います。間違えられない作業が締め日近くには膨大な量となります。もしこの入力作業の一部を自動化できれば、負荷を大幅に下げられます。
今は紙伝票のスキャンデータを正確に読み取るデジタルツール「AI-OCR」の性能が上がっています。AI活用により、手書き文字であっても驚くほど読み取り精度が高くなっています。紙伝票をスキャナーで読み取り、AI-OCRでデータ化すれば手入力の手間が省けます。伝票処理の担当者がけんしょう炎になる前に、AI-OCRを検討してみましょう。
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執筆=Biz Clip編集部
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