脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」(第98回)
"トンネル"を抜けてデータを安全にやり取り
情シスを効率化するためのアウトソーシングとは、社内の情報システム部門(情シス)の業務を外部の専門業者に委託するサービスのことです。ヘルプデスク対応からシステム運用、セキュリティ対策まで、幅広い業務をプロにサポートしてもらえると、人材不足を解消しつつ、コア業務に集中できる環境の実現がめざせます。
本記事では、情シスのアウトソーシング(効率化)サービスの概要から対応可能な業務範囲、最適なサービスの選び方、中小企業向けの主要サービス5選、メリット・デメリットまで詳しく解説します。
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■目次
情シスを効率化するアウトソーシングとは、企業が自社の情報システム部門(情シス)の業務の全体または一部を、外部の専門企業に委託するサービスのことです。
近年、企業のデジタル化が急速に進むなか、ICTシステムの運用や管理を担う情シス部門の重要性が高まっています。しかし同時に、DXを推進する人材不足が深刻化しており、情シス担当者への業務負荷の集中、採用コストの増大など、多くの企業がさまざまな課題を抱えています。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「DX動向2025」によると、日本におけるDXを推進する人材の量について、「やや不足している」「大幅に不足している」と答えた企業の割合は85.1%にものぼりました。これは、2023年度に行われた調査と変わらず、現在も大半の企業でDX推進人材が不足している状態です。

引用:IPA「DX動向2025」
人材不足による影響により、近年では情シスのアウトソーシング(効率化)サービスを導入する企業が増加してきています。専門性の高い外部の人材やチームに業務を委託すると、安定的な情シス環境の維持と業務効率化を図れます。

情シス担当者の業務を効率化・軽減するためのアウトソーシングでは、主に日常的な運用サポート業務、インフラ構築・保守管理業務、セキュリティ対策・監視業務、ICT資産・ライセンス管理業務に対応することが可能です。企業の競争優位性に直接関わらない、定型化・標準化しやすい業務が中心となります。
反対に、ICT戦略の立案や経営層への提案、社内の機密情報に深く関わる業務などは、情報セキュリティや経営への影響を考え、自社で行うべきコア業務として残したほうがよいでしょう。
対応可能な業務範囲について、以下で詳しく紹介します。
情シス担当者の業務を効率化・軽減するためのアウトソーシングでは、以下のような日常的な運用サポート業務を依頼することが可能です。
これらの業務は社内で頻繁に発生するうえ、対応の遅れが業務停滞に直結します。専門知識をもつ外部ベンダーがヘルプデスクとして対応すると、企業の生産性を維持しやすくなるでしょう。
情シス担当者の業務を効率化・軽減するためのアウトソーシングでは、企業のICT基盤を支えるインフラ構築から保守管理まで幅広く対応可能です。主に、以下のようなサービスを提供しています。
| 対応可能業務 | 詳細 |
|---|---|
| システム環境の構築 | ・サーバー構築(オンプレミス、クラウド両方に対応) ・ネットワーク設計、構築 ・セキュリティ環境の整備(ファイアウォール設定、アクセス制御など) ・各種クラウドサービスの導入支援 |
| 保守・運用管理 | ・24時間365日のシステム監視 ・定期的なメンテナンス作業 ・システムのアップデート対応 ・障害発生時の迅速な復旧作業 |
これらの業務をアウトソーシングすると、専門的な知識をもつエンジニアによるインフラ環境の構築と維持が可能になります。
また、アウトソーシング先によっては、クラウド移行支援やハイブリッド環境の構築など最新技術への対応もスムーズに行えるため、自社の状況に合わせた最適なICT環境の整備をめざせます。
情シス担当者の業務を効率化・軽減するためのアウトソーシングでは、企業のセキュリティ対策と監視業務を依頼することが可能です。具体的には、以下のような業務を外部の専門家に委託できます。
特に中小企業では、サイバー攻撃の監視体制を24時間365日維持することは人材面・コスト面で困難です。アウトソーシング(効率化)サービスを活用すると、専門のセキュリティチームによる常時監視が可能になり、アラート発生時には迅速な対応が期待できます。
また、最新のセキュリティ脅威に関する情報収集や分析も行ってもらえるため、自社だけでは対応しきれない高度なセキュリティリスクに備える手段の一つになるでしょう。
ICT資産・ライセンス管理業務をアウトソーシングで効率化すると、企業が保有するすべてのICT関連資産を一元管理でき、情シス担当者の業務負担を減らしながらも適切な運用をめざせます。具体的には、以下の業務が含まれます。
| 対応管理業務 | 詳細 |
|---|---|
| ハードウェア管理 | ・パソコン、サーバー、スマートフォン、タブレット端末の管理番号、メーカー、シリアル番号、使用部署、使用者名などを一元管理 ・USBメモリー、外付けHDD、プリンター、ルーターなどの周辺機器の管理と使用状況の把握 |
| ソフトウェア・ライセンス管理 | ・インストールされているOS、アプリケーションの名称、バージョンの把握 ・購入したライセンスの名称、バージョン、認証番号、有効期限の管理 ・ライセンス数と実際の使用数の照合によるコンプライアンス確保 |
これらの管理業務をアウトソーシング(効率化)すると、ソフトウェアの不正使用防止やライセンスの過剰購入防止によるコスト最適化、監査対応の効率化を図ることが可能です。専門知識をもつアウトソーシング先による適切な資産管理は、企業のリスク軽減への貢献が期待できます。
情シスを効率化するアウトソーシングサービスは、業務内容や提供形態によって大きく3つのタイプに分けられます。
| サービスタイプ | 主な対応業務 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| ヘルプデスク中心型 | ・ICT関連問い合わせ対応 ・パソコンやソフトウェアの操作サポート ・簡易的なトラブルシューティン |
・社員のICT活用度を高めたい ・従業員の業務効率向上をめざしている |
| システム運用管理型 | ・サーバー / ネットワーク ・セキュリティ対策実施 ・システム定期メンテナンス |
・基幹システムの安定稼働を重視する ・情報セキュリティ強化をめざしている |
| 総合型 | ・ヘルプデスク業務 ・システム構築 / 運用 ・ICT戦略立案 / 実行支援 |
・情シス業務を包括的に委託したい ・ICT部門の強化を図りたい |
また、提供スタイルとしては「常駐型」と「リモート型」があります。常駐型は自社内にエンジニアが常駐するため密にコミュニケーションでき、リモート型は場所を問わず柔軟なサポートが受けられます。
中小企業が情シスのアウトソーシング(効率化)サービスを選択する際は、業務範囲、料金体系、セキュリティ体制、サポート体制で比較検討しましょう。自社の課題や状況に合わせた選定が重要です。
中小企業の限られた予算内で最大限の効果を得るためには、自社のニーズと提供サービスの範囲が適切にマッチしているかを見極めることが重要です。情シスのアウトソーシング(効率化)サービスには、大きく分けて以下の2種類があります。
| フルアウトソーシング型 | 部分アウトソーシング型 |
|---|---|
| ・ヘルプデスクからインフラ管理まで幅広く対応 ・情シス業務をほぼ全面的に委託可能 ・月額費用は高めだが包括的なサポートを受けられる |
・特定の業務領域に特化したサービス(ヘルプデスクのみ、インフラ管理のみなど) ・必要な部分のみ委託できるためコスト効率が良い ・自社で対応可能な部分は内製化できる |
選定時は、現在の情シス体制で不足している業務や、特に負担の大きい業務を明確にし、それらをカバーできるサービスを選ぶとよいでしょう。また、将来的な業務拡張の可能性も考慮したうえで、職域を適切に設定できるサービスを選ぶのがおすすめです。
情シス業務の効率化と担当者の負担軽減のためにアウトソーシングサービスを選ぶ際、料金体系は重要な判断基準です。一般的に、料金体系は以下の3種類に分類されます。
| 料金体系 | 特徴 |
|---|---|
| 月額固定料金制 | 毎月一定額で契約範囲内の業務を無制限に依頼することが可能。予算の見通しが立てやすく、中小企業に人気 例:月額10万円で問い合わせ対応やシステム監視などが使い放題 |
| 従量課金制 | 実際に利用したサービス量に応じて料金が発生する。繁忙期と閑散期で業務量に差がある企業に適している 例:問い合わせ1件あたり3,000円、リモート作業1時間あたり1万円など |
| ハイブリッド型 | 基本料金に加えて、一定量を超えた分は従量課金となる。安定したサポートを受けながら、柔軟な対応も可能 例:基本料5万円+月20時間超過分は1時間あたり5,000円 |
検討時は、自社の業務量や予算状況に合わせて最適な料金体系を選択することが重要です。
また、初期費用の有無や最低契約期間についても事前に確認しておきましょう。安さだけでなく、提供される価値とのバランスを考慮することが大切です。
情シスのアウトソーシング(効率化)サービスを選定する際は、アウトソーシング先のセキュリティ体制を慎重に確認することが重要です。以下の基本的なセキュリティ基準をチェックしましょう。
また、セキュリティインシデントが発生した場合の対応体制も重要な確認ポイントです。24時間365日の監視体制が整っているか、インシデント発生時の報告フローは明確か、復旧までの目標時間(RTO)はどの程度かを事前に確認しておくのがおすすめです。
情シスのアウトソーシング(効率化)サービスのサポート体制は、日々の業務継続性を左右する重要な選定基準です。以下の観点から評価しましょう。
| サポート体制評価基準 | 詳細 |
|---|---|
| 対応時間 | ・平日営業時間内のみか、土日祝日も含めた対応が可能か ・24時間365日対応しているか ・緊急時の特別対応体制が整備されているか |
| 対応方法 | ・電話、メール、チャットなど複数の連絡手段が用意されているか ・リモート接続による迅速な遠隔サポートが可能か ・必要に応じたオンサイト(現地)対応の有無 |
| サポート範囲 | ・ヘルプデスク対応からシステム障害対応まで幅広く対応可能か ・対応可能な機器やソフトウェアの種類、範囲 ・トラブル対応だけでなく改善提案も含まれるか |
| レスポンスタイム | ・初期対応までの目標時間 ・問題解決までのSLA(サービスレベル契約)の有無 ・進捗報告の頻度や方法 |
これらの要素を総合的に評価し、自社の業務形態や求めるサービスレベルに合ったサポート体制をもつサービスを選択しましょう。特に、業務への影響が大きいシステムを扱う場合は、迅速な対応が可能な、充実したサポート体制のサービスを選択することが重要です。
主要な中小企業向けの情シスアウトソーシング(効率化)サービス5社を、一覧で比較しました。
| 情シス業務効率化におすすめのアウトソーシングサービス名(提供会社) | 特徴 | おすすめの企業 |
|---|---|---|
| 情シスおまかせコンシェルジュ(NTT西日本株式会社) | 専用ダッシュボードでICT資産を一元管理し、セキュリティリスクの分析・可視化による内部統制強化をめざせる。トラブル発生時には電話対応の専門ヘルプデスクに加え、リモートサポートやオンサイト訪問など多角的なサポート体制あり | 情シス担当者の業務負担を軽減しつつ、ICT環境を改善、向上したい企業 |
| 情シス代行パック(エイネット株式会社) | 20年以上のICT業界経験を活かし、パソコントラブル対応からネットワーク管理、セキュリティ対策まで幅広くカバー。キッティングやオンサイト対応などは必要に応じてオプションで追加できる | 自社で対応できる部分は内製化しつつ、特定の業務や負担の大きい領域だけを外部委託したい企業 |
| IT顧問 情シス君(株式会社デジタルハック) | 1,000人以上のコンサルタントとシステム専門のアカウントマネージャーが、中小企業がもつICT課題の総合的な解決をめざす。情シス部門だけでなく、営業・経理・労務・法務など幅広い職種の課題に対応 | さまざまな部門のICT課題を一元的に解決したい企業 |
| クラウドSE(株式会社Gizumo) | 導入実績200社以上をもつサブスクリプション型の情シスアウトソーシングサービス。チーム体制による属人化防止と分野別スペシャリストの対応が特徴 | 属人化を解消しつつ、専門分野ごとの高度な対応を求める企業 |
| フレクシーサポート(フレックシステムズ株式会社) | 大手企業での経験を活かした高品質なICTサポートを中小企業向けに低価格で提供。経済産業省認定の「スマートSMEサポーター」として20年以上20,000件を超える実績をもつ | コストと信頼性を重視する企業 |

引用:NTT西日本「情シスおまかせコンシェルジュ」
NTT西日本株式会社が提供する「情シスおまかせコンシェルジュ」は、情シス担当者の業務負担を軽減し、ICT環境の改善、向上をめざすサービスです。
専用ダッシュボード「ビジネスマイページ」は、社内に潜むさまざまなリスクを分析・視覚化し、内部統制を強化することが可能です。また、ICT資産に関する情報は専用ツールを用いて一括管理できるため、機器管理に関する業務の効率化もめざせます。
トラブル発生時には、ヘルプデスクで専門スタッフによるアドバイスと技術支援を活用できます。お電話で対応後、必要があればリモートサポートやオンサイト(訪問サポート、故障修理)なども利用可能です。
※訪問サポートは月1回まで基本作業費8,250円(税込)割引します
※故障修理にかかる修理費用はお客さまご負担となります
また、NTT西日本株式会社が提供するセキュアなビジネスチャット「elgana」を利用できるため、お困りごとがあれば24時間チャットボットにて対応可能です。
| サービス名 | 情シスおまかせコンシェルジュ |
|---|---|
| 提供会社 | NTT西日本株式会社 |
| 種類 | 総合型(システム運用管理+ヘルプデスク) |
| サービス概要 | ・専用ダッシュボードで社内のICT環境に関するあらゆる情報をリアルタイムで視覚化し、一元管理 ・セキュリティリスク分析により社内に潜むさまざまなリスクを分析して視覚化 ・ヘルプデスクで幅広いサポート範囲であらゆるお困りごとに対応(電話でのご対応) ・リモートツールを使った遠隔操作(リモートサポート) ・訪問対応、故障修理などのオンサイト対応あり |
| セキュリティ体制 | ISO 27001 |
| サポート体制 | ヘルプデスクは電話で初期対応。プランによっても異なるが、リモートサポート・DXサポート、ITエイド(機器故障時の対応)、オンサイト(訪問サポート)、ITリサーチ (訪問調査)、チャット窓口がある |
| 料金(税込) | 〈スタンダードプラン〉 初期費用:66,000円~※1 月額料金:10,780円~※2 ※1 初期費用20台まで66,000円、以降10台ごとに7,700円加算。また、複数日にまたがる調査は19,800円 / 日(初回調査訪問時判断) ※2 情シスおまかせコンシェルジュの契約には、「フレッツ光」などの当社が指定する回線サービスやプロバイダーのご契約・料金が別途必要 |
| おすすめの企業 | 情シス担当者の業務負担を軽減しつつ、ICT環境を改善、向上したい企業 |
| 公式Webサイト | https://business.ntt-west.co.jp/service/maintenance/itconcierge/ |

引用:エイネット株式会社「情シス代行パック」
エイネット株式会社が提供する「情シス代行パック」は、20年以上のICT業界での知見をもとにした技術力で、企業のICT課題解決を図るアウトソーシング(効率化)サービスです。パソコンのトラブル対応、ネットワーク管理、セキュリティ対策など、幅広い範囲をカバーしています。
スタンダードプランでは、ヘルプデスクが月15件まで、アカウント管理が2種まで対応可能で、簡易手順書の作成も依頼できます。セキュリティコンサルを依頼したい場合には、その上のプラチナプランが適用対象となります。
キッティングやオンサイト対応、サーバー監視・管理はオプションとなり、オプションメニューは1個から追加可能です。必要なメニューのみの選択により、コストを抑えて利用できるでしょう。
| サービス名 | 情シス代行パック |
|---|---|
| 提供会社 | エイネット株式会社 |
| 種類 | 総合型(システム運用管理+ヘルプデスク) |
| サービス概要 | ・パソコンのトラブル対応、ネットワーク管理、セキュリティ対策など20以上のサービスをプラン内で提供 ・情シス管理者の問い合わせ対応に特化したプランもあり ・オプションメニューは1個から追加可能 ・月額料金165,000円(税込)のプラチナプランであればセキュリティコンサルも可能 |
| セキュリティ体制 | ISO 27001 |
| サポート体制 | 社内ヘルプデスクあり、可能な限り1時間以内に返答あり(時間外は翌営業日)。サポート時間は要問い合わせ。オプションで土日対応やオンサイト対応も可能 |
| 料金(税込) | 〈スタンダードプランの場合〉 月額料金:88,000円 ※対象台数100台まで。1台につき1,500円 / 月追加 他、オプションで必要なメニューを選択し、加算される |
| おすすめの企業 | 自社で対応できる部分は内製化しつつ、特定の業務や負担の大きい領域だけを外部委託したい企業 |
| 公式Webサイト | https://www.anets.co.jp/is/ |

引用:株式会社デジタルハック「IT顧問 情シス君」
株式会社デジタルハックが提供する「IT顧問 情シス君」は、中小企業が抱えるICT課題の総合的な解決をめざす支援サービスです。従来なら専任の情報システム部門が必要だった業務を、必要なときに必要な分だけ依頼できる柔軟な料金体系で利用できます。
1,000人以上のコンサルタントとシステム専門のアカウントマネージャー(PMO)による幅広い対応力で、情報システム部門だけでなく、営業・経理・労務・法務などあらゆる職種のICT課題をサポートすることが可能です。
さまざまな部門のICT課題を一元的に解決したい企業におすすめのアウトソーシング(効率化)サービスといえます。
| サービス名 | IT顧問 情シス君 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社デジタルハック |
| 種類 | 総合型(システム運用管理+ヘルプデスク) |
| サービス概要 | ・1,000人以上のコンサルタント、システムに精通したアカウントマネージャー(PMO)により、幅広いシステム課題に対応可能 ・業務レベルに応じたコンサルタント(実務経験5年以上)が在籍 ・タスク単位の発注 |
| セキュリティ体制 | ISO 27001 |
| サポート体制 | コンサルタント陣とアカウントマネージャー(PMO)、サポーターの3層体制で24時間365日、47都道府県に対応。現地対応は常駐、訪問、オンラインが可能 |
| 料金 | 基本月額費用は無料。4段階(運用保守、運用改善、環境改善、事業改善)に分けて時給が変動する料金体系。詳細は要問い合わせ |
| おすすめの企業 | さまざまな部門のICT課題を一元的に解決したい企業 |
| 公式Webサイト | https://johsyskun.com/ |

引用:株式会社Gizumo「クラウドSE」
「クラウドSE」は株式会社Gizumoが提供する、情シス業務に特化したサブスクリプション型のアウトソーシング(効率化)サービスです。導入実績は200社以上あり、中小企業の情シス部門がもつ負担を軽減するための包括的なサポートを提供しています。
チームとして対応するため、属人化することなく情報やノウハウを蓄積することが可能です。また、依頼内容に応じてエンジニアやコンサルタントなど、各分野のスペシャリストが対応する体制が整っています。
料金体系も柔軟で、ヘルプデスク機能のみを利用したい場合は「アドバイザリープラン」を月額53,900円(税込)から利用可能です。
| サービス名 | クラウドSE |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社Gizumo |
| 種類 | 総合型(システム運用管理+ヘルプデスク) |
| サービス概要 | ・情シス業務に特化したサブスクリプション型アウトソーシングサービス ・情シス業務の他、ヘルプデスク、コンサルティング、技術 / 開発まで可能 |
| セキュリティ体制 | ISO 27001 |
| サポート体制 | 依頼内容に応じてエンジニアやコンサルタントなど各分野のスペシャリストが対応。チャットサポートあり |
| 料金(税込) | 〈スタンダードプランの場合〉 月額料金:107,800円 |
| おすすめの企業 | 属人化を解消しつつ、専門分野ごとの高度な対応を求める企業 |
| 公式Webサイト | https://cloud-se.com/ |

引用:フレックシステムズ株式会社「フレクシーサポート」
フレックシステムズ株式会社が提供する「フレクシーサポート」は、大手グローバル企業で培った高品質なICTサポートを、中小企業向けに低価格で提供するサービスです。
経済産業省認定の情報処理支援機関「スマートSMEサポーター」の認定を受けており、20年以上で20,000件以上の実績をもちます。
社内ヘルプデスク、キッティング、保守運用・トラブル対応、セキュリティ教育など、自社の状況に合わせて依頼が可能です。
導入後には、社員へのレクチャーや活用のためのサポートも行っています。また、情シス部門がある場合には、社内チームとも連携できます。
| サービス名 | フレクシーサポート |
|---|---|
| 提供会社 | フレックシステムズ株式会社 |
| 種類 | 総合型(システム運用管理+ヘルプデスク) |
| サービス概要 | ・経済産業省の情報処理支援機関「スマートSMEサポーター」に認定 ・定額制以外に必要な分だけ簡単依頼も可能 |
| セキュリティ体制 | ・プライバシーマーク ・ISO 27001 ・ISO 9001 |
| サポート体制 | 専用の問い合わせフォーム、電話などで対応。契約中は受け付けた内容を毎月のレポートでまとめて報告 |
| 料金(税込) | 要問い合わせ |
| おすすめの企業 | コスト効率と信頼性を重視する企業 |
| 公式Webサイト | https://www.flexsy-support.com/itservice/ |
情シス部門の業務をアウトソーシングでサポートしてもらうと、企業は人材不足・採用難の解消、業務負荷の軽減と効率化、属人化リスクの回避など多くのメリットを享受できます。
専門知識の活用によりICT環境が最適化でき、自社社員はコア業務へ集中できるようになるでしょう。
情シスのアウトソーシング(効率化)サービスを活用すると、ICT人材不足の課題の解消を図ることが可能です。特に中小企業では、情シス担当者の採用が難しく、採用活動に多くの時間とコストを費やしても、思うような成果が得られないケースが少なくありません。
アウトソーシング(効率化)サービスの利用により、以下のメリットを得られるでしょう。
また、繁忙期には手厚いサポート、閑散期には最低限のサポートというように、業務量に応じた柔軟な活用も可能です。これにより、固定の採用枠に縛られず、必要なときに必要なだけの専門人材を活用できる体制が整えられます。
情シスのアウトソーシング(効率化)サービス導入により、企業は社内の業務負荷の軽減と効率化を図ることが可能です。
アウトソーシング先の専門知識の活用により迅速な問題解決をめざせるうえ、プロセスが標準化され、業務品質の安定化を図れます。
また、24時間365日サポート対応している場合には、自社業務の対応時間の拡大も検討できる可能性があります。
情シスのアウトソーシング(効率化)サービスによっては、外部の専門チームが複数人体制で対応するため、特定の個人に依存することなく、安定したサービス提供が可能になります。
アウトソーシング先で業務の標準化やマニュアル化を徹底している場合、担当者が変わっても品質を維持できる体制が整っているでしょう。
属人化によって生じていた担当者不在時の業務停滞、ノウハウの喪失、業務効率の低下などの問題が解消できる可能性が高まります。
情シス業務の効率化・負担軽減を図れるアウトソーシングサービスを利用すると、専門家のもつ高度な知識・経験を活用できます。これにより、以下のようなメリットが生まれます。
ICT環境の最適化においては、現状のシステム構成を客観的に評価し、無駄なライセンスの削減や、より効率的なシステム構成への移行を提案してもらうことも可能です。
特に中小企業では、限られた予算内で最大限の効果を得る必要があるため、専門家による適切な投資判断のアドバイスは大きな価値をもちます。自社では気づかなかった改善点や新たな活用方法の発見により、ICT投資のROI(投資対効果)を大幅に向上させることが可能です。
情シス業務の効率化・負担軽減を図れるアウトソーシングサービスの利用は、社内の限られた人的リソースをコア業務に集中させられるようになるメリットがあります。特に中小企業においては、ICT人材の確保が難しいなか、限られた人的リソースを最大限に活用することが重要です。
ノンコア業務である日常的なICT管理業務を専門企業に委託すると、自社社員は戦略的業務に注力できるようになります。ビジネスの成長を支援するICT施策の立案・実行に集中できるようになり、結果として企業の競争力強化に直結する取り組みが可能となります。
情シス業務の効率化・負担軽減を図れるアウトソーシングサービスですが、注意点として自社ノウハウの蓄積が困難になるうえ、セキュリティリスクへの対応が必要になります。また、コミュニケーションコストの発生や、ベンダー依存のリスクもあるでしょう。
適切なアウトソーシング利用のために、導入時の注意点とリスクを事前に理解しておくことが重要です。
情シス業務のアウトソーシング(効率化)サービスを利用すると、外部の専門業者が日々の運用を行うため、自社の従業員が直接的に情シス業務に携わる機会が減少します。これにより、以下のような課題が生じる可能性があります。
このようなリスクを軽減するためには、アウトソーシング先との契約時に以下の対策を検討することが重要です。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 定期的な業務報告会の実施 | 月次や四半期ごとに実施状況や課題を共有 |
| 技術移転プログラムの導入 | 自社担当者への計画的な知識・スキル移転 |
| 段階的な内製化を見据えた協力体制 | 将来的な内製化も視野に入れた体制構築 |
これらの取り組みにより、外部委託しながらも自社内にナレッジを蓄積し、長期的な視点でICT資産を管理できる体制を整えることが可能になります。
外部の業者に自社のシステムやデータへのアクセス権限を与える際、セキュリティの確保は最重要課題です。
情シス業務を効率化するためにアウトソーシングサービスを利用する際には、契約前にベンダーのセキュリティ対応状況(第三者認証取得状況、データ暗号化対応など)を必ず確認し、自社でもリスク軽減のための具体的な対策を立てておくことが重要です。
以下の対策を実施すると、アウトソーシング時のセキュリティリスクを軽減できる可能性が高まります。
また、アウトソーシング先と定期的なミーティングを実施し、新たな脅威や対策について常に情報を更新しておくことも必要です。
情シスをアウトソーシング(効率化)する際に見落としがちなのが、コミュニケーションコストの発生です。外部業者との連携では、以下のような情報共有が必要となります。
特に専門性の高い業界では、アウトソーシング先に独自のシステムや業界慣習を理解してもらうために、より多くの時間と労力が必要です。
また、日常的な業務においても、定期的な報告会議や進捗確認、トラブル発生時の対応協議など、継続的なコミュニケーションが求められます。これらの活動は「見えないコスト」として蓄積され、場合によっては業務効率の低下や意思決定の遅延につながる可能性もあります。
アウトソーシング先との良好な関係構築のためには、コミュニケーション方法の統一や情報共有ルールの明確化など、事前の取り決めが重要です。
特定のアウトソーシング先(ベンダー)に過度に依存してしまうと、契約条件の不利な変更や柔軟性の喪失、技術的なロックイン(切り替えの困難さ)などのリスクが生じます。例えば、長期間の取引でシステムがブラックボックス化すると、サービス料金の値上げにも応じざるを得なくなってしまいます。
このようなリスクを軽減するためには、以下の対策が効果的です。
アウトソーシング先とは適切な距離感を保ちつつ、自社でも一定の知識やスキルを維持することが重要です。また、契約時には将来的な変更や解約条件についても十分に検討し、自社に不利な条件にならないよう注意しましょう。
情シス業務の効率化のためにアウトソーシングを検討する際に、多くの企業が共通して抱く疑問についてお答えします。疑問や不安を解消し、導入判断に役立ててください。
情シス業務の効率化・負担軽減のためのアウトソーシングにかかる費用は、依頼する業務範囲や企業規模により異なります。
一例として、業務別の費用相場は以下になります。
上記はあくまで目安です。アウトソーシング(効率化)サービスによって料金体系やサポート体制なども異なるため、依頼したい業務内容を明確にしたうえで複数のサービスを比較検討するとよいでしょう。
情シスをアウトソーシング(効率化)するデメリットには、自社ノウハウの蓄積が困難、セキュリティリスクへの対応が必要、コミュニケーションコストの発生、ベンダー依存のリスクなどが挙げられます。
アウトソーシングする際は、これらの注意点を踏まえて対策を検討しましょう。
情シスのアウトソーシング(効率化)サービスの利用は、人材不足や業務負荷の解消に有効な手段です。一方で、ノウハウの蓄積やセキュリティリスクなどの課題もあるため、慎重な検討が必要になります。
サービス選定の際は、業務範囲とマッチしているか、料金体系が予算に合っているか、セキュリティ体制は整っているか、サポート体制は充実しているかなどの観点で検討しましょう。
特に中小企業では、限られた予算内で最大限の効果を得ることが重要です。まずは自社の課題を明確にし、必要な機能やサポート範囲を洗い出すことから始めるのがおすすめです。
そのうえで、複数のサービスを比較検討し、自社に最適なパートナーを見つけることが、情シスのアウトソーシング(効率化)サービスを活用する成功の鍵となります。
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