目的別ショートカットまとめ(第20回) 【Word編】書式を引き継がずに改行するショートカットキー

パソコン スキルアップ

公開日:2023.01.19

 この連載では、仕事で使える便利なショートカットキーを紹介していく。今回は、Wordで改行する際、前行に施したボールドやアンダーラインなどの書式を引き継がずに改行するショートカットキーを紹介しよう。

普通に改行すれば書式は引き継がれる

 例えばボールドとアンダーラインを施した行から「Enter」キーで改行すると、次の行もボールドとアンダーの書式が引き継がれる。しかし、タイトルのみを装飾し、次の行から始まる本文は装飾なしで書き始めたい、ということは多いだろう。

「Enter」キーで改行すると、前の行の書式が引き継がれる

 

書式を引き継がずに改行するには

 では、書式を引き継がずに改行するにはどうすればよいだろうか。まずは、改行する前に「Ctrl」+「スペース」キーを押し、それから「Enter」キーを押す。そうすると、書式はクリアされて、本文として設定されている普通の文字列を入力できる。

「Ctrl」+「スペース」のあとに「Enter」キーを押すと、書式を引き継がずに改行できる

 

書式を引き継がずに改行する操作のからくりは

 実はこのショートカットキー、「書式を引き継がずに改行する」ショートカットキーではない。「書式を解除する」ショートカットキーの後に改行しているだけなのだ。「第14回 ショートカットキーで書式を素早く解除する」を応用した形だ。

 タイトルに装飾を施した後、本文を入力するときに「Enter」キーで普通に改行して「あ、しまった」ということは誰しも経験していることだと思う。[Ctrl]+[スペース]→「Enter」を覚えておけば、そのストレスから解放される。

◆今回のおさらい◆
[Ctrl]+[スペース]→「Enter」       書式を引き継がずに改行する

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執筆=内藤 由美

大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。

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