ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
この連載では、仕事で使える便利なショートカットキーを紹介していく。今回は普段よく使うコピー&ペースト(コピペ)についてだ。一般的にはコピーしてすぐにペーストするが、実は直前にコピーしたもの以外を選んでペーストすることも可能だ。
パソコンを利用するに当たって、最初に覚えるショートカットキーが「コピー」と「ペースト(貼り付け)」、通称「コピペ」ではないだろうか。これをいちいちマウス操作していたのでは時間がかかって仕方がない。コピペはワードやエクセルだけなく、ブラウザーやエクスプローラーでも多用する。念のためにおさらいしておこう。
コピーしたい文字列を選択して「Ctrl」+「C」キーを押す。そして貼り付けたい場所にカーソルを置いて「Ctrl」+「V」キーを押す
切り取って移動させたい時は「Ctrl」+「X」キーを押す。
移動したい文字列を選択して「Ctrl」+「X」キーを押すと、その文字列は消去される。そして貼り付けたい場所で「Ctrl」+「V」キーを押すと文字列がその場所で復活する
Windowsには「クリップボード」という機能がある。コピーしたデータを一時的に保存しておく「一時保管所」のようなものだ。使ったことがある人も少なくないだろう。ここに保管できるデータは、以前は直前の1件のみだった。しかし、Windows 10以降は複数データを保存しておけるようになった。初期値では履歴表示機能がオフになっているので、オンにしてから利用する必要がある。
オフの状態で「Windows」+「V」キーを押すと上のような画面が表示されるので「オンにする」をクリック。すると、Windows起動後にコピーした内容が表示される
クリップボードの使い方は簡単だ。通常のペースト操作で使う「Ctrl」+「V」キーの代わりに「Windows」+「V」キーを使う。
ペーストしたい位置にカーソルを置いた状態で「Windows」+「V」キーを押すと履歴画面が表示されるので、そこからペーストしたいデータをクリックする
クリップボードに履歴が残るのはテキストデータだけでない。画像データなども残るので他の資料への貼り付けなどに利用できる。
なお、クリップボードはWindowsを起動してからコピーした履歴が表示でき、Windowsを終了すると消滅する。保持できるのは25個までで、超えた場合は古い順から削除される。
Windowsを終了しても保持しておきたいデータは「ピン留め」機能を使うとよい。クリップボードを表示してそれぞれのデータの右にあるピンをクリックするとピン留めされ、Windowsを再起動してもデータは保持される。ピン留めの上の「…」をクリックすると、削除も可能だ。
ピンマークをクリックするとピン留めされ、そのデータはWindowsを終了しても保持される
◆今回のおさらい◆
「Ctrl」+「C」キー コピーする
「Ctrl」+「X」キー 切り取る
「Ctrl」+「V」キー 貼り付ける
「Windows」+「V」キー コピー履歴を表示する
執筆=内藤 由美
大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。
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