目的別ショートカットまとめ(第15回) 【ファイル操作編】Windowsエクスプローラーで前の画面を素早く表示する

パソコン スキルアップ

公開日:2022.08.18

 この連載では、仕事で使える便利なショートカットキーを紹介していく。今回は、エクスプローラーの操作で、「1.直前に開いていたフォルダーを開く」、「2.1つ上の階層に切り替える」という2つのショートカットキーを紹介しよう。

直前に開いていたフォルダーを開く

 目的のファイルを探すために、フォルダーを行き来することは多い。そんなとき、直前に開いたフォルダーに素早く戻るのにショートカットキーが便利だ。

 エクスプローラーのフォルダーを開いた状態で、「Alt」キーを押しながら「←」キーを押す。すると、直前に開いていたフォルダーに戻ることができる。戻ったものの、やっぱりもう一度さっきの表示に戻したい、というときは進む方向の「→」キーを使えばよい。

[Alt]+[←]キーを押すと直前に開いていた画面に戻れる

 

戻ったけれどもう一度先ほどの画面を表示したいという場合は「Alt」+「→」キーで戻れる

 

 このように戻る場合は「戻る方向(左)の矢印」、進む(再度先ほどの画面を表示する)場合は「進む方向(右)の矢印」を「Alt」キーと組み合わせればよい。

1つ上の階層に切り替える

 もうひとつセットで覚えておきたいのが、「1つ上の階層に切り替える」ショートカットキーだ。これも併せて使うのは「Alt」キーなので、覚えやすい。

「Alt」+「↑」キーを押すと1つ上の階層に切り替わる

 

 1つ上の階層なので「上矢印」というのも覚えやすい。

次の階層に進むには!?

 1つ上の階層に切り替えるのは「Alt」+「↑」というショートカットキーが利用できる。では、その階層で見つけたフォルダーを開きたい場合はどうするのか。

確認したフォルダーに探しているフォルダーがなかったため「Alt」+「↑」キーで1つ上の階層に戻り、矢印キーで開きたいフォルダーを選択して「Enter」を押すとそのフォルダーを開くことができる。ここにも探しているフォルダーがなかった場合は再度「Alt」+「↑」キーで1つ上の階層に戻り、別のフォルダーを開く

 

 このように「Alt」+「↑」キーで1つ上の階層に戻り、矢印キーでお目当てのフォルダーを選択して「Enter」キーで開く、ということを繰り返せば、マウスを使うことなく、キーボードのみで素早くフォルダー間を移動して、目的のフォルダーを探すことができる。

◆今回のおさらい◆
「Alt」+「←」         直前に開いていたフォルダーを開く
「Alt」+「→」         さらにその前に開いていたフォルダーに戻る(進む)
「Alt」+「↑」         1つ上の階層に切り替える
「→」「←」「↑」「↓」        同じ階層のフォルダー間を行き来する
「Enter」               選択されたフォルダーを開く

執筆=内藤 由美

大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。

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