目的別ショートカットまとめ(第13回) 【Excel編】表全体をキー操作で選択する

パソコン スキルアップ

公開日:2022.06.16

 この連載では、仕事で使える便利なショートカットキーを紹介していく。今回は、Excelで表全体を素早く選択するショートカットキーを紹介しよう。

空白なしの表全体を選択する

 表内に空白がない場合は最も簡単だ。表内の任意のセルがアクティブになっている状態で、「Ctrl」+「A」キーを押すと、瞬時に表全体を選択できる。マウスのドラッグで選択するより手早くて簡単だ。

表内の任意のセルがアクティブになっている状態で「Ctrl」+「A」キーを押すと、表全体が選択される

 

表全体が選択された状態でさらに「Ctrl」+「A」キーを押すとシート全体が選択される

 

 ちなみに、「Ctrl」+「Shift」+「:」キーでも表全体を選択できるが、両手を使う必要があるため、筆者はもっぱら「Ctrl」+「A」キーを利用している。「All」の「A」と考えれば覚えやすいという理由もある。表は、罫線がなくても長方形にデータが入力されていれば表と認識して選択される。なお、「Ctrl」+「Shift」+「:」キーの場合は表全体を選択後に再度押してもシート全体は選択されない。

空白ありの表を選択する場合

 表中に空白の行や列がある場合は、上記とは少し方法が異なる。

まずは空白行の手前までが選択される

 

もう一度「Ctrl」+「A」キーを押すとシート全体が選択される

 

 もちろん、空白行より上にアクティブセルがあれば上部だけが選択される。空白列がある場合も同様だ。「Ctrl」+「Shift」+「:」キーの場合は、空白行の手前までが選択されて、それ以降はキーを押しても変化はない。

特殊なパターンもある

 例えば以下のように、ランダムにデータが入っている場合、「Ctrl」+「A」キーでシート全体を選択できない場合もある。

ランダムにデータが入力されている

 

例えばB3セルをアクティブにした状態で「Ctrl」+「A」キーを2回押しても、シート全体が選択できない

 

C4セルをアクティブにした状態であれば、シート全体が選択できる

 

 シート全体が選択できるパターンとできないパターンがあるが、現在のところ法則性は不明だ。このランダムな表に罫線が引かれていると、「Ctrl」+「A」キーを2回押すことでシート全体を選択できる。法則性がないので何とも言えないが、「Ctrl」+「A」キーを2回押してもシート全体を選択できないこともある、ということだけを覚えておこう。そんな場合は、左上の▲をクリックすればよい。

シート全体の選択なら、マウスでもワンクリックで操作できる

 

◆今回のおさらい◆
[Ctrl]+[A]                              表全体を選択する
「Ctrl」+「Shift」+「:」         表全体を選択する
[Ctrl]+[A]を2回                    シート全体を選択する

【ダウンロード】
【Excel編】表全体をキー操作で選択する のお試しファイルのダウンロードはこちらから(Excelファイル)

執筆=内藤 由美

大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。

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