ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
この連載では、仕事で使える便利なショートカットキーを紹介していく。今回は、Wordに設定した文字書式や段落書式を解除するショートカットキーを紹介しよう。
第2回では文字装飾をショートカットキーで操る方法、第8回では文字配置をショートカットキーで操る方法を紹介した。
例えば、中央揃えであれば、以下のようなショートカットキーで素早く設定できる。
設定したい段落にカーソルを置き、[Ctrl]+[E]キーを押すと中央揃えになる
このように、ショートカットキーを使って素早く設定できる文字書式や段落書式はたくさんある。以下は、一例だ。
[Ctrl]+[B] 文字をボールド(太字)にする
[Ctrl]+[I] 文字を斜体にする
[Ctrl]+[U] 文字にアンダーラインを付加する
[Ctrl]+[E] 文字列を中央揃えにする
[Ctrl]+[L] 文字列を左揃えにする
[Ctrl]+[R] 文字列を右揃えにする
では、文字書式をショートカットキーで解除してみよう。文字書式とは、文字単位で施した装飾(太字やアンダーラインなど)のことだ。
解除したい文字をドラッグして選択し、「Ctrl」+「スペース」キーを押すと装飾(文字書式)が解除される
ここでは、太字とアンダーラインが解除され、「游ゴシック」が設定されていたフォントも元の「游明朝」に戻った。このように複数の書式が設定されている場合はすべての書式が解除される。
上記の操作で文字書式は解除されたが、「中央揃え」という段落書式はまだ解除されていない。段落書式とは、段落単位で設定する書式のことで中央揃えや右揃えのような配置以外に、インデントや行間設定なども段落書式にあたる。
このような段落書式を解除するには、段落書式が設定されている段落にカーソルを置いた状態で以下のショートカットキーを使おう。
解除したい段落書式が設定されている段落にカーソルを置き、「Ctrl」+「Q」キーを押すと段落文字書式(ここでは中央揃え)が解除される
文字書式や段落書式を設定してみたものの、やはり元に戻したい、ということは多々あることなので、解除のショートカットキーも覚えておけば、設定と解除が自由自在だ。
◆今回のおさらい◆
[Ctrl]+[スペース] 文字書式を解除する
「Ctrl」+「Q」 段落書式を解除する
【ダウンロード】
【Word編】ショートカットキーで書式を素早く解除する のお試しファイルのダウンロードはこちらから(Wordファイル)
執筆=内藤 由美
大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。
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