覚えておきたいクラウド&データのキホン(第9回) ビジネスにおける「バックアップ」の重要性とは?

クラウド・共有 データ保護・バックアップ

公開日:2022.03.31

 デジタルデータは、機器の故障やオペレーションミス、サイバー攻撃や自然災害などさまざまなトラブルによって、破損や消失のリスクを抱えています。このようなデータ障害に備えるためのバックアップ方法について紹介します。

データ障害の原因

 データ障害の原因には、主に以下のようなものがあります。

ストレージの障害
 データを保管しているハードウエアに障害が発生すると、データを読み出すことができなくなります。この場合、ファイルシステムやOSなどソフトウエアに不具合が生じているケースと、ハードウエアの機器や部品自体が破損しているケースがあります。

 ソフトウエアに不具合が生じているケースでは専用ツールを使えば復旧できる可能性もありますが、ハードウエアが破損しているケースでは専門の業者に依頼してもデータが復旧されるとは断言できません。

ヒューマンエラー
 データを取り扱うのは人であるため、一定確率でのヒューマンエラーは避けられません。例えば、PC操作のミスで重要なデータに別のデータを上書きしたり、削除したりしてしまうといったことです。

 こういった操作ミスが起きないように従業員教育をすることはもちろん重要ですが、あらかじめデータのバックアップを取っておくことで、データの復元が可能になります。

 外出先で、PCやスマートフォンを紛失することも、ヒューマンエラーによるデータ障害のひとつです。端末内に重要なデータを保存していた場合も、クラウドなどにバックアップを用意しておくことで、復元が可能となります。

ウイルス感染
 業務で使用するPCやサーバーのウイルス感染も、データ障害が起きる原因となります。

 企業は、日々さまざまな情報セキュリティの脅威にさらされています。その1つが、社内ネットワークにあるPCやサーバーのウイルス感染です。企業はこうした情報セキュリティリスクを意識し、常に防御態勢を整えておく必要があります。ウイルスに感染すると、データの改ざん・破壊など深刻なデータ障害が発生する事態になります。

 ウイルスは日々新種が登場しているため、常に最新の情報セキュリティ対策を講じる必要があります。並行して適切なバックアップ体制を用意しておくことは、有効な防衛策となります。

データをバックアップする方法

外部記憶媒体を利用する
 データをバックアップする方法において一般的なのが、外部記憶媒体を利用する方法です。データ容量が少なければCD-RやDVD-R、USBメモリーでも対応できますが、容量が大きい場合はHDDやSSDが必要になります。バックアップは一度行えばよいものではなく、定期的に行う必要があります。

ネットワークストレージを利用する
 2つ目の方法は、NAS(Network Attached Storage)などネットワークストレージを利用する方法です。社内のネットワークにHDDやSSDを接続し、そこにデータをアップロードする仕組みで、「ファイルサーバー」とも呼ばれます。ネットワークに接続している端末からアクセスが可能になります。

 ネットワークストレージは、データ容量が足りなくなったら後から増やすことも可能です。深夜や休日などに自動でバックアップしておくといったこともできます。

オンラインストレージを利用する
 3つ目の方法は、インターネットを経由し、クラウド上のストレージにデータを保管するオンラインストレージです。

 オンラインストレージのメリットは、外部記憶媒体を用意せずに保存できる点にあります。例えばオフィスが地震や火災などの災害に遭った場合も、クラウド上のデータに被害が及ぶことはありません。

NTT西日本のバックアップ関連サービス

 NTT西日本では、データのバックアップサービスとして「データ安心保管プラン」を用意しています。

データ安心保管プランの特長は、以下の通りです。

・企業のデータを一括保管・管理

・大切なデータを自動でクラウド上にバックアップ(データ安心保管プラン スタンダードのみ)

・専用のサポートセンターにてデータ運営を支援

 データ安心保管プランは、データのバックアップができるだけでなく、専用のサポートセンターでデータ運営を支援する体制も利用できます。

まとめ

 データ破損によりビジネスが停滞すると、作業効率の低下はもちろん顧客からの信用低下にもつながりかねません。しかし、HDDなどの機器に故障はつきもので、データ破損が起こる可能性を低くすることはできますが、ゼロにするのは難しいといえるでしょう。

 定期的にデータのバックアップが取れる体制を整えるとともに、データ破損が発生した際にバックアップデータをすぐリカバリーできる業務フローを準備しておくことが重要です。バックアップは専用ツールで行うことができますし、NTT西日本の「データ安心保管プラン」のように外部にアウトソースすることもできます。有事でビジネスを滞らせないよう、適切なバックアップ方法を検討しましょう。

【データ安心保管プランについて】

・ご利用には、「フレッツ 光ネクスト」等、プロバイダーの契約・料金が必要です

・サポートセンターでの対応は、日曜祝日・年末年始12/29〜1/4を除く、営業時間内(午前9時〜午後6時)に対応いたします

※掲載している情報は、記事執筆時点のものです

執筆= NTT西日本

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