ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
同業者間でもキャッシュレス決済の導入する店舗が増えてきました。具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?
A.決済にかかる手間と時間を省略でき、お釣りの間違いによる金銭の損失もなくせます
キャッシュレス決済は店舗での会計時に現金でのやり取りがないため、紙幣や貨幣の確認や受け渡しの手間や釣り銭の間違いを減らせるのが大きなメリットです。
ほかにも、お客さまによる現金の持ち合わせがない場合の購入キャンセルの回避、会計時にお待たせする時間の短縮、決済方法の選択肢増で集客につながるなど、さまざまな魅力があります。
日本国内においては「キャッシュレス・ビジョン」が2018年4月に提言され、2025年までに民間最終消費支出に占めるキャッシュレス決済比率で40%をめざすとされています。
消費税率10%への引き上げにともない、施行後(2019年10月1日~)の9カ月間、経済産業省による中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元・割引の支援が実施されました(お客さまに対しては最大5%のポイント還元)。
このような支援が利用できるタイミングに、集客やリピーターの増加を見越してキャッシュレス決済を導入するケースもありました。
また、キャッシュレス決済といえばクレジットカードや電子マネーを使った支払いが一般的でしたが、最近では初期費用のコストや手数料の安さ、決済の手軽さからスマートフォンを利用したキャッシュレス決済が広まりつつあります。
■キャッシュレス決済
クレジットカードや電子マネーなどを利用し、現金のやり取りなしで決済がなされる方法のこと。 スマートフォンを利用した決済はスマートフォン決済と呼ばれ、「QRコード(バーコード)」「非接触型」と大きく分けて2種類の方法がある
■QRコード(バーコード)決済
支払い情報を設定したアプリを起動し、店舗の機器でアプリに表示されたQRコード(バーコード)を読み取る、または店舗のQRコード(バーコード)を読み取る決済方法
■非接触型決済
支払い情報を登録した端末を、専用の読み取り装置にかざす決済方法
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です
※この記事は2019年5月17日現在の情報です
【T】
困りごと解決ビジネス専科