ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
テレワークを導入することになったのですが、自宅にパソコンのない社員がいます。会社で使われていないパソコンも活用予定ですが、全社員に行きわたりません。テレワーク用のパソコンを安価に調達する方法はありませんか?
A.中古パソコンの購入を検討してみましょう
テレワーク用に新品のパソコンを購入すると高額な導入費用がかかります。パソコンの導入費用を抑えたい場合はリースやレンタルという選択肢がありますが、リースのパソコンは中途解約ができなかったり、レンタル契約が長期化すると新品を購入するより支払総額が割高になったりするケースがあります。
中古パソコンを購入する場合は、契約期間の縛りやレンタル料を考慮する必要がありません。
これまで、中古パソコンは同性能の機種を大量に調達しにくいという特性上、法人より個人向けの商品として市場が展開されていました。
しかし、テレワークの急速な普及にともない法人向けの中古パソコンの需要が高まったことを受け、同性能の機種をまとめて提供する販売店も増えています。
また、比較的新しく高性能な機種を取り扱う販売店や購入後の保証やサポートが充実した販売店も増加傾向のため、中古パソコン購入のデメリットは解消されつつあります。テレワーク用に中古パソコンを購入する際は下記の点を確認しましょう。
・性能について
テレワークで行う業務に必要な性能やソフトウエアの動作要件を確認し、業務内容・パソコンの性能・購入価格のバランスを考慮して機種を選択する。
・付属ソフトについて
中古パソコンは、表計算ソフトや文書作成ソフトなどがインストール済みの状態で販売されている場合があります。これらのソフトを自社で調達するコストと比較して購入を検討する。
・購入後のサポートについて
中古パソコン購入後の保証期間は30日間~数年間と販売店により大きく異なります。修理・交換対応やアフターサポートが充実した販売店を選択する。
・セキュリティについて
あらかじめセキュリティソフトが付属されているかを確認し、必要に応じてセキュリティソフトのインストールやテレワーク時のセキュリティ対策(※1)を実施する。
※1 Q.在宅勤務時のセキュリティ対策はどうすればいいですか?
テレワーク用に中古パソコンを導入する際は、端末の性能や購入後のサポート内容を確認し、信頼できる販売店での購入を検討してみてくださいね。
※この記事は2020年10月2日現在の情報です
【T】
困りごと解決ビジネス専科