ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
前回は「LINEをパソコンで使う~導入・基本利用編」をお届けした。今回は、設定を変更して使いやすくする方法のほか、パソコン版LINEならではの便利な使い方を紹介しよう。なお、パソコン版LINEは単独では使えないので、あくまでも“スマートフォンとパソコンでの併用”という形になる。
パソコン版LINEで改行するとき、スマートフォン版と違うのは、「Enter」キーを押すと「送信」されてしまう点だ。改行するには「Shift」+「Enter」キーを押す必要がある。これに慣れない人、改行するつもりで間違って、つい送信してしまう人は設定を変更しよう。
左下の「…」をクリックして「設定」を選択する
設定画面が開くので、左側メニューで「トーク」を選び、「送信方法」を「Enter」から「Alt+Enter」に変更する
ほかにも、さまざまな設定ができるので、自分好みに変更して使い勝手を良くしよう。Windowsを起動したらLINEも自動で起動させたい場合は、「基本設定」で「Windows起動時に自動実行」をオンにしよう。「通知」メニューでは、通知サウンドを変更できるほか、どんな場合に通知音を鳴らすかを細かく設定できる。
「基本設定」でWindows起動時に自動で起動する設定にできる
通知サウンドの変更や、どんな場合に通知音を鳴らすかを細かく設定できる
友だち管理もスマートフォン版LINEより分かりやすい。マウスオーバーすると「ブロック解除」と「削除」のメニューが現れる
スマートフォンで画像をアップする場合は、LINEの「画像」アイコンを押してアルバムから選ぶか、アルバムを開いて選択し、「共有」でLINEのトークルームを指定するかのどちらかだ。パソコンの場合は、エクスプローラーなどから画像ファイルを入力欄にドラッグ&ドロップするだけでアップできる。これはサクサクと画像をアップしたいときに非常に便利だ。
また、「画面キャプチャ」アイコンをクリックすると、任意の長方形を切り取ってその画像をそのままアップできる。
「画面キャプチャ」アイコンをクリック
カーソルが現れるので、撮影したい部分を四角で囲み、右下の「レ」をクリック
入力欄に貼り付けられたら送信
トーク画面にアップロードできた
パソコン版LINEはスマートフォン版と違い、トーク画面を別ウィンドウで開けるというメリットがある。なぜ「メリット」なのかというと、複数のトーク画面を同時に開けるからだ。例えば、Aグループのノートを見ながらBグループに投稿もできるというわけだ。別のグループに似た投稿をしたり、参照しながら投稿したりする場面は多いので、そういう点では画面が大きいパソコン版LINEに軍配が上がる。
トーク一覧で右クリックし、「別のウィンドウで開く」をクリック。リストを外側にドラッグしてもよい
複数のトーク画面を同時に開いたところ。透明度を設定すれば、重ねたウィンドウの下の内容も確認できる
スマートフォン版LINEでは、「すべて」のほかに「友だち」「グループ」「公式アカウント」のフォルダーに自動的に振り分けられるが、パソコン版LINEでは、任意のフォルダーを追加して自分で振り分けできる。これは筆者が以前から熱望していた機能だ。スマートフォン版にもぜひ、この機能を搭載してほしいと期待している。
「公式アカウント」の横のマークをクリック
「+」をクリックして開く画面でフォルダー名を入力し、「追加」をクリック
フォルダーが追加された。ドラッグで順番を変更できる
新しく作成したフォルダーをクリックし、「トークルームを追加」をクリック
追加したいトークルームを選択する。1対1のトークルームだけでなく、グループも選択できる
選択したトークルームが追加された
フォルダー部分を右クリックすると、フォルダー名を変更したりトークルームを追加したりできる
執筆=内藤 由美
大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。
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LINEで仕事を