中堅・中小企業DX実装のヒント（第16回）手書きの書類に試したいDX

公開日：2025.12.26

　とある街角にたたずむイタリアンの名店。ここの名物店員「DX（デラックス）王子」は、注文客が抱えるさまざまなDXの悩みにユニーク？な視点からズバッと答えを導き出しています。今日はどんな人が来店するのでしょうか......。

FAXで送られてきた手書きの書類は読みづらい......

　営業活動の合間にDX王子の店に立ち寄った男性客たち。年明けに発売される新製品の予約受付を始めたものの、たまに寄せられる手書きの注文用紙に手を焼いているようです。男性客たちの悩みに対し、DX王子は神妙な面持ちで助言します。本当に「心の目」で見られたら苦労はしないのですが......。

　顧客からの発注を注文用紙で受け付けている企業の場合、手書き文字の解読に苦労するケースは少なくありません。電話やメールなどですぐに確認できればよいのですが、なかなかスムーズにいかないこともあるでしょう。

　1つの解決策として、紙書類を効率的に処理するには、AI OCRの導入が有効です。AIのディープラーニング（深層学習技術）によって読み取り精度が向上し、目視では読みづらい文字や罫線、訂正線も高精度で認識。認識結果はCSVファイルなどで出力できるので、入力作業の大幅な効率化につながります。

※掲載している情報は、記事執筆時点のものです

執筆＝Biz Clip編集部

【TP】

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