ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
世界の長距離高速鉄道の中でも、運行ダイヤの正確さではずばぬけた信頼が寄せられる新幹線。しかし、まったくダイヤが乱れないわけではありません。そんなときに慌てないよう、知っておきたいポイントを4つ挙げてみます。
目的地に向かおうと新幹線の駅に着いたら、遅延や運休が発生していた……。皆さんもこんな経験があるのではないでしょうか。このときには、みどりの窓口へ申し出ることで、全額払い戻し、または後続列車に予約変更ができます。ただし、線路が不通の場合は、運転再開の見通しが立つまで変更手続きができない場合もあります。
遅延・運休を伴う予約変更は、普通車でもグリーン車でも同じ等級の空席があれば、手数料なしで後続列車に振り替えてもらえます。また、グリーン車を普通車指定席に変更したときは、券面の「グリーン料金」が払い戻しになります。いずれも空席がないときは自由席への変更となり、券面の「特急料金」から半額が戻ります。
大切なのは必ず遅延・運休の証明をもらうこと。クレジットカードで購入した切符や旅行会社を介したツアー切符は、それぞれ窓口とは異なる対応になります。証明をもらった上で、購入先に確認を取りましょう。
JR東海・西日本が提供する東海道・山陽新幹線のネット予約サイト「エクスプレス予約」から座席を予約している場合は、自分でスマホやパソコンなどから予約の変更操作を行います。
JR西日本のネット予約サイト「e5489」などその他のインターネット予約サービスでも、一部の乗車券・特急券に限り、発券前ならスマホやパソコンから予約の変更ができます。
スマホやパソコンで変更操作ができない場合や、駅窓口が混雑していて相談ができないときは、そのまま改札を受け、希望する後続列車へ乗り込んでから車掌に申し出るのも一つの手段です。指定席やグリーン席に空席があれば案内してくれるなど、柔軟に応じてくれるそうなので覚えておきましょう。
乗車中の列車が2時間以上遅れて下車駅に着くと、券面にある「特急料金」全額の払い戻しを受けられます。また、「エクスプレス予約」を利用して乗車した場合は、乗車区間に決められた特定額が払い戻しになります。
このとき目的地には到着しているため、指定席・自由席ともに運賃(乗車券)の払い戻しはありません。グリーン車やグランクラスを利用された場合にも、グリーン料金・グランクラス料金は払い戻しになりませんから注意が必要です。
現金で切符を購入した場合の払い戻し手続きは、下車駅に限らず全国のJR駅窓口ならどこでも行うことができます。手続きを行える期間は1年間。払い戻しが後日になるときは、「特急料金」の記載がある切符と、遅延証明を忘れずに持ち帰り、早めに手続きをしましょう。持ち帰るべき切符が自動改札機に吸い込まれないように、下車駅では必ず有人改札から出てください。
エクスプレス予約では、EX−ICカードを利用してチケットレス乗車ができます。チケットレスで乗車している列車が2時間以上遅れて下車駅に着いたときは、EX−ICカードで自動改札機をタッチすることで記録が残り、特急料金に当たる金額が自動的にカード決済口座へ返金されます。払い戻し手続きを取る必要はありません。
ただし、e特急券・EXきっぷを利用して乗車していた場合は、払い戻し手続きが必要となります。JR東海・JR西日本の駅窓口または精算所へ持参して、手続きしてください。
運休・遅延と聞けば誰もが気がせいて落ち着かないもの。東海道新幹線なら、JR東海の運行状況を知らせるページへアクセスしてみましょう。他のJR各社とも、列車の運行状況をインターネットで公開しています。遅延・運休の第一報をTwitterなどのSNSで知ったとしても、公式発表が一番確実です。ダイヤ状況を把握して、いつでも冷静に行動できるように心掛けましょう。
執筆=前田 昌宏
フリーライター兼編集者。1969年、兵庫県姫路市生まれ。県立姫路西高等学校から甲南大学へ進む。就職後は、転々と住まい・仕事を変えつつ文筆の世界へ。現在は、ローカル(局地的)コンテンツの掘り起こしをライフワークとする。
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