ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
日本のビジネスの核となる大阪・名古屋・東京を結んで西へ東へ。東海道の移動は、開業50周年(2014年)を迎えて今なお新幹線が主役です。正確・スピーディーな運行はビジネスパーソンにとっては何よりもありがたく、車内の時間を休息や仕事に充てる方も多いでしょう。東西を移動するビジネスパーソンの強力なパートナー・新幹線の「いまどき」事情を、お役立ちネタ満載でお伝えします。
東京・新大阪間に東海道新幹線が開業したのは、1964(昭和39)年。近年は、飛行機や高速バスなど競合する交通機関も増えましたが、東京・大阪間の輸送シェアは毎年70%台をキープ(国土交通省調べ)しています。
支持される理由はたくさんあります。何より、東京・大阪間を約2時間30分で結ぶ正確・スピーディーな運行。さらに上り、下りそれぞれで1時間あたり最大10本も「のぞみ」が走る頻発性です。発車直前まで何回でも列車や座席の変更ができるインターネット予約サービス「エクスプレス予約」などによる利便性も含めて、忙しいビジネスパーソンにとってはとにかく利用しやすいのがメリットです。
一方、飛行機や高速バスはどうでしょう。高額な運賃から「高根の花」とされてきた飛行機も、LCC(格安航空会社)を事前予約で利用すれば、新幹線よりも安く利用できるケースが出てきました。高速バスも料金の安さが売り物です。夜行バスの格安便を中心に、新幹線よりも格安で移動できるケースが多いのです。
新幹線の利便性は非常に高いのですから、「賢い」利用法のポイントは、運賃面でのデメリットを小さくできる割引運賃や回数券、ツアー商品などを活用していかに安く利用するかを工夫することになります。
現在、新大阪駅「みどりの窓口」で「東京まで、のぞみ普通車指定席」を購入すると、乗車券と特急券を合わせて1万4450円(閑散期・繁忙期除く)です。JR東海・西日本が提供する「エクスプレス予約」では、同じ区間がチケットレスで1万3370円と1000円以上安くなります。「ひかり」と一部の「のぞみ」を3日前までに予約する「IC早特」を使えば1万2340円と、さらに1000円以上安く利用できます。
新大阪-東京間の回数券は、安い金券ショップでは1万3000円ほどで入手できます。ただ、回数券には、利用制限があることを知っておきましょう。券種によっては新幹線への乗車前後で在来線を利用できないケースもあります。払い戻しは、購入店・駅窓口とも受け付けないケースがほとんどですから注意が必要です。なお回数券は、券面にある有効期限が迫ると破格値で売り出されることがあります。オフィスの近くにチケットショップなどがあれば、お得な券を見つけることができるかもしれません。
日帰り出張でなければ、ホテル宿泊と新幹線のセットで旅行会社が販売する「ツアー商品」を利用すると非常にお得です。例えばJR東海系の「東京ブックマーク」には、ホテルの宿泊代と東京-大阪の新幹線往復料金込で2万5000円という商品もあります。ホテルの宿泊代がまるまる浮いてしまう勘定ですから検討しない手はありません。ツアー商品で気をつけたいのは、出発日や列車の選択によって追加料金が発生することです。また、直前の申し込みができず、キャンセル条件もあるので注意しましょう。
頻繁に新幹線を利用する人には、会員制のネット予約サービスである「エクスプレス予約」の活用をお勧めします。あらかじめ会員登録をする手間はありますが、新幹線の「利用しやすさ」が飛躍的に向上します。携帯電話やスマートフォンからいつでも指定席が予約でき、その際、座席番号のリクエストもできます。ネット予約だから急な予定変更にも対応可能。「賢く」使って、ぜひ快適なビジネス移動に役立ててください。
執筆=前田 昌宏
フリーライター兼編集者。1969年、兵庫県姫路市生まれ。県立姫路西高等学校から甲南大学へ進む。就職後は、転々と住まい・仕事を変えつつ文筆の世界へ。現在は、ローカル(局地的)コンテンツの掘り起こしをライフワークとする。
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出張族必見 新幹線「いまどき」利用術