ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
公開日:2024.11.25
「フレッツ光(FTTHアクセスサービス)」は、NTT西日本とNTT東日本が展開する光回線サービスです。現在オフィスや自宅で使用しているという人も多いでしょう。フレッツ光にはいくつかの特徴がありますが、その1つが、対応エリアが非常に広い点です。
フレッツ光のカバー率は、NTT西日本エリアでは93%、NTT東日本エリアでは95%と、ほとんどの地域で利用できます。フレッツ光のビジネス向けサービスの中に「フレッツ 光クロス オフィスタイプ」「フレッツ 光ネクスト オフィスタイプ」という2つのサービスが存在します。いずれもオフィスや店舗など、ビジネスシーンでの使用を想定したサービスで、NTT西日本/東日本が展開しています。
この2つのサービスにはどのような違いがあるのでしょうか? 以下で、両サービスの特徴を紹介します。
フレッツ 光クロス オフィスタイプ(以下、光クロス)も、フレッツ 光ネクスト オフィスタイプ(以下、光ネクスト)も、いずれもオフィス・店舗向けの業務用・法人向けアクセスサービスです。
両者の最も分かりやすい違いとしては、回線速度が挙げられます。光ネクストの場合、最大おおむね1Gbpsなのに対し、光クロスでは最大おおむね10Gbpsの通信が可能です※。そのため光クロスの方が、高速で安定性を追求したインターネットを利用できます。業務においてオンライン会議や動画の視聴、大きなファイルのやり取りなど大容量通信が想定される場合は、光クロスを選択するのがお薦めです。
なお光クロス、光ネクストはいずれも、次世代のIPアドレス「IPv6アドレス」によるインターネット接続にも対応しています。価格面では、基本的には光ネクストに軍配が上がりますが、光クロスも特定の割引キャンペーンを利用すると安価になる場合があります。検討の際には各種割引キャンペーンの有無を確認し、利用料金のシミュレーションをしてみましょう。
※技術規格上の最大値であり実効速度ではありません。なお、最大おおむね10Gbpsでは通信品質確保などに必要なデータが付与されるため、実効速度の最大値は技術規格上の最大値より十数%程度低下します。
※インターネットご利用時の速度は、端末機器の仕様などお客さまのご利用環境や回線の混雑状況などによって低下します。
ビジネス向け光クロス、光ネクストには、夜間・早朝における故障修理に対応するサポートが利用できるという共通点もあります。
サポートには、24時間365日の問い合わせ受付や電話問診、7時から22時の間の出張修理が可能な「7-22時出張修理」と、出張修理の対応時間を24時間に拡大した「24時間出張修理」の2種類があります。両者は光クロス・光ネクストともに選択可能です。
このサポートは、通常の保守体制(9~17時)では対応が難しい、夜間・早朝の急なトラブルによる保守対応をカバーするためのものです。サポートセンターでは、法人の故障対応をよく知るエキスパートのオペレーターが直接電話で対応し、問診や修理の手配を行います。その後、出張修理のスタッフが現場に駆けつけ、故障修理対応を行います。
例えば夜間に回線が故障した場合でも、問い合わせ~出張修理まで完了すれば、翌日の営業開始までに復旧でき、業務への影響を最小限にとどめられます。特に、夜間・早朝に営業している店舗、夜間業務が必要なオフィスや工場、夜間営業している娯楽施設で役立つサポートといえるでしょう。
ここまで述べてきたように、光クロスと光ネクストは、回線速度や料金に違いがありますが、サポート体制はどちらも手厚くなっています。ネットワークの速度や安定性、信頼性を重視し、ビジネスの業務効率を高めたいのであれば、回線速度が速い※光クロスを選ぶと良いでしょう。両者の違いについてはNTT西日本のWebサイトでも確認できるので、ぜひ自社に適したサービスを見つけてみましょう。
※インターネットご利用時の速度は、端末機器の仕様などお客さまのご利用環境や回線の混雑状況などによって低下します。
※掲載している情報は、記事執筆時点のものです
執筆= NTT西日本
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ビジネスコミュニケーション手法の改善
審査 24-S941,24-S1007