ビジネスシーン別・手土産の選び方(第5回) 取引先の好感度アップ、のどが気になる季節の決め球

雑学

公開日:2015.11.13

 寒さや乾燥が進むこれからの季節、どこのオフィスでものどの不調を感じることが増えてきます。とはいえ、年末も近づく多忙な時期、風邪は入り口でとどめておきたいもの。電話口で聞いた取引先の担当者も自分も声がガラガラ、というのもよくある話ですが、そんなときにぴったりの手土産が、今回紹介する「祇園あべや」の「京野菜のど飴」です。

京都の老舗砂糖問屋がつくったこだわりのあめ

 手土産にあめ玉なんて子どもじゃあるまいし……いえいえ、それは早計です。「祇園あべや」は、京都の中央市場に事務所を構え、全国の和菓子屋に砂糖を卸している老舗の砂糖問屋。砂糖を知り尽くした専門店が、選りすぐった上質の砂糖と、京都上賀茂の松本農園で有機栽培された京野菜をベースにハーブや花梨エキスなどを加えて作り上げたのが、「京野菜のど飴」なのです。

 ラインアップは、加茂とまと、金時人参、九条ねぎ、鹿ヶ谷かぼちゃ、聖護院だいこん、丹波黒豆、丹波ぐりの7種類。旬の時期に収穫したものだけを使用して、身体にやさしい味に仕上げています。

 「加茂とまと」は畑で赤く熟れるまでじっくりと待ってから収穫したトマトを使い、「鹿ヶ谷かぼちゃ」は一層まろやかにするため豆乳をカボチャと一緒に練り込んでいます。個々の野菜の味を生かすために施された工夫には、京都の会社らしいこだわりと心配りが感じられます。

 野菜独自の色を生かした、美しい色みも人気の秘密。光を透かして美しく輝く様子は特に女性には好評で、「わぁ、きれい~!」と思わず声が上がること間違いありません。

“たかがあめ玉”とは言わせない存在感

 各味1袋12粒入りで販売されていますが、手土産にするなら、7つの味が入った詰め合わせがおすすめ。濃紺の箱に房の付いた紐がかけられていて、“たかがあめ玉”とは思えない高級感が漂います。これなら客先に持っていっても恥ずかしくありません。

 詰め合わせは1箱28粒入り。あめ玉はひとつずつ個包装されているので、オフィスで分けるのにぴったりです。野菜の風味がしっかりと主張しているため、「野菜をそのまま食べているみたい!」と驚く人も少なくないとか。「この野菜はどんな味だろう?」と、つい、違う味も食べ比べしたくなります。野菜の好き嫌いによって、苦手な味がある人もいるかもしれませんが、7種類もあれば、きっとどれかは気に入ってもらえるはずです。

「季節柄、ご自愛ください」の気持ちを込めて

 こののど飴を持参すれば、のどの不調や風邪が気なる季節だけに「ご自愛ください」というさりげない心遣いを感じてもらえるのでは。声がかすれ気味の担当者にも、「最近オフィス内の空気が乾燥していて、のどがいがらっぽかったんだ。助かるよ」なんて感謝されるかもしれません。

 いい大人があめ玉をほおばりながらの商談。はた目から見るとちょっとおかしな光景かもしれませんが、意外に和やかな雰囲気が作れそうです。互いののども気持ちも潤えば、いつもより滑らかなプレゼンができるかも。この時期ならではの好感度アップを狙い、「祇園あべや」の「京野菜のど飴」に期待をかけてみてはいかがでしょうか。

「祇園あべや」

京都府京都市東山区富永町107-3

http://www.gion-abeya.jp/

京都にある店舗のほか、オンラインショップでも購入可能

※掲載している情報は、記事執筆時点(2015年10月)のものです

【T】

あわせて読みたい記事

  • ロングセラー商品に学ぶ、ビジネスの勘所(第50回)

    "手の届く高級感"で業界の常識を覆した「ルマンド」

    スキルアップ 雑学

    2023.02.27

  • ロングセラー商品に学ぶ、ビジネスの勘所(第49回)

    飲酒時の友「ウコンの力」を生み出した「内を見つめる目」

    スキルアップ 雑学

    2022.12.27

  • ロングセラー商品に学ぶ、ビジネスの勘所(第48回)

    発売から30年たってブレークしたレアなロングセラー「マロニーちゃん」

    スキルアップ 雑学

    2022.11.30

連載バックナンバー