ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
現代のビジネスにおいて、パソコンは必要不可欠です。ビジネスにおけるパソコンの使用環境は、新しいOSやアプリケーション、セキュリティ技術への対応などから、取り換えの機会が多くなりつつあると耳にします。しかし、パソコンの新規導入や更改などには、当然ながら費用が発生します。費用を少しでも抑えることは、企業経営では重要な課題といえるでしょう。
本連載では、パソコン導入で生じるコストを、さまざまな方法や視点で抑える方法を紹介します。1回目は新品購入以外による「リース」「レンタル」「中古購入」それぞれのメリット・デメリットを解説します。
初期費用を抑えられるリース
パソコンを新品で調達する方法で購入以外となると、まずリースが考えられます。リースは購入代金に、支払期間に応じた金利が上乗せされた総額を月々で分割払いするものです。そのため初期費用を抑えられる点がメリットの1つです。
例えばヒューレット・パッカードの法人向けリースプランでは、購入価格9万8000円のパソコンを3年間リースした場合、月額約3000円となっています。また通常の購入のように、HDD・メモリー・ディスプレー増設といったカスタマイズや、マイクロソフトのオフィスソフト、セキュリティソフトなどがインストール済みといったオプションも可能です。大量に購入したいが、手持ちのキャッシュフローに余裕がないときは検討する余地ありです。
デメリットは、総額が購入価格+金利となるため、通常の新品購入よりコストが高くなることです。またリース期間内に中途解約する場合は、リース料金の残額を一括で解約金として支払う必要があったり、パソコン返還などの条件が課せられたりすることが多いです。他にも契約満了時のパソコン返還、メンテナンス費の自己負担、メモリー増設などのカスタマイズ禁止、インストール済みソフトのアップグレードを勝手に行えないなどが盛り込まれているケースもあります。
リースは、初期費用を抑えたい場合には有効ですが、自社の取り換えサイクルを鑑みないと解約金が負担となる場合もあるでしょう。
次にあげるのはレンタルです。リースとの違いは、数日、数週間と短期間で契約できることや、金利が付かないことです。
リースは年単位での契約となりますが、レンタルは日単位での契約が可能です。業者にもよりますが、3日程度が最短期間となっています。また、実際に使い始めてからでも、使い勝手に不満が出た場合は、他の機種に借り換えられる場合もあります。
法人向けなどのパソコンレンタル専門店では、ノートパソコン1台を1週間レンタルした場合で、1500~1万円程度、デスクトップパソコン1台(本体のみ)を1週間レンタルした場合で7500~9500円程度となっています。料金は1カ月間以上レンタルすると、リースより割高になることがほとんどです。
マイクロソフトのオフィスなど、ソフトのインストールはオプションとなっていることが多く、使用したい場合には別途費用がかかります。中にはソフトを自由にインストールするのを許可している業者もありますが、短期間の研修や会議など限定された用途で、急にパソコンの台数が必要になったときの利用が現実的だと思われます。
契約期間やソフトのことを考えるなら「中古パソコンの購入」もコストを下げる手段の1つになります。
例えば中古パソコンショップでは10月末の時点で、Windows7、Core i3のCPU、4GBのメモリー、500GBのHDDで構成されたデスクトップパソコンの本体が、8000~6万6000円程度で販売されています。
かつて中古パソコンのイメージは「安かろう悪かろう」「すぐに壊れる」といったマイナスのイメージでした。昨今は多くの業者が競合するようになったため、比較的新しい機種やスペックの高い機種の台数が増えています。保証やサポートなどのサービスを充実させる業者も増えています。
前述のパソコンには、3年間の保証が付いているものもあります。通常の使用の範囲内で起きた不具合なら、代替機への交換や修理などの対応が付帯しているでしょう(保証期間は業者によって異なります)。
契約期間やスペックなどで悩まずに、コストを削減したいときには検討してみてもよいでしょう。しかし中古なので、大量に同じスペックや仕様のものをそろえるのは難しいかもしれません。
新品購入以外でパソコンの導入コストを削減するには、リース、レンタル、中古とも一長一短があります。自社で用意すべきスペックや台数、業務での目的、取り換えサイクルなども考慮して、購入方法を選択しましょう。
※掲載している情報は、記事執筆時点(2017年10月)のものです
執筆=風間 梢
フリーライター。企画、人事、ECサイト運営などを担当したのちに独立。現在は就職、流通、IT、観光関連のコラムやニュースなどを執筆している。
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