ド素人用PCコストの抑え方(第4回) パソコン買い替え。アウトレットを狙え

業務課題 パソコン資金・経費

公開日:2018.02.20

 パソコンはいくら最新のものを購入しても、使い続けるうちに古くなってしまいます。例えばクラウドのアプリケーションを使うだけでも、処理に長い時間を要してしまいます。これでは、仕事を円滑に進めることはできません。

 できれば新しいパソコンに買い替えて、スムーズに仕事をしたいところですが、大手メーカーの最新モデルのパソコンに買い替えるにはコストが掛かります。仕方なく古いパソコンを、我慢して使い続けている企業があるかもしれません。

 そんなときに選択肢に入れておきたいのが、新品に近い状態のパソコンをリーズナブルに購入できる「アウトレットパソコン」です。

ほぼ新品なのに割安な理由は?

 アウトレットパソコンとは、新品と遜色ないものの、何らかの理由で安く販売されているパソコンです。

何らかの理由とは、例えば本体が無傷の新品なのに、箱に傷や汚れがあるもの、未使用だが開封後に返品されたもの、新品だが一世代前の“型落ちモデル”、初期不良を修理したもの、などが挙げられます。

 こうしたアウトレットパソコンは、インターネットで簡単に購入できます。検索サイトで「アウトレットパソコン」や「アウトレットPC」、「アウトレットPC+希望するメーカー名」といったキーワードで検索すれば、販売サイトがヒットします。

 販売サイトには「ワケあり」の詳細が個別に記載されているケースが多く、購入前に“なぜアウトレットなのか?”という理由が事前に確認できます。

 アウトレットパソコンの販売サイトは、大きく2種類に分類されます。まずは、パソコンメーカーの直営サイトです。基本的には、自社製品のみを取り扱っています。本来の販売価格の半額ほどで販売されるケースもあるようです。商品の大半は型落ちモデルで、最新モデルはまれにしか販売されません。

 もう1つが、パソコン販売店や家電量販店などが運営しているサイトです。前述のようなメーカーパソコンのほか、自社ブランドやBTO(受注生産品)のアウトレットパソコンも取り扱っています。展示品などの開封済み・通電済みのものや、注文のキャンセル品が出やすいため、新しいモデルも比較的多く見つかります。

同じパソコンをアウトレットで10台そろえられるか?

 アウトレットパソコンの長所は、何といっても「安さ」です。安くても中身は新品同様のため、メーカー正規品と遜色なく利用できます。

 この「安さ」は、企業の事務処理の面でも役に立ちます。例えば10万円未満のアウトレットパソコンであれば、減価償却の必要が無く、経費として一括で処理できます。勘定科目は「消耗品費」としている企業が多いようです。中には「事務用品費」として処理するケースも。

 価格が10万円以上のパソコンの場合は、減価償却資産となるため、減価償却費の計算が必要になります。ただし、10万円以上30万円未満であれば、「中小企業者の少額減価償却資産の取得価額の必要経費算入の特例制度」を利用して、一括で経費として処理できます。対象となるのは、青色申告を行っている中小企業です。詳しい条件や手続きは、国税庁のWebサイトにて確認できます。

 逆にアウトレットパソコンの難点は、同種類・同仕様の商品を大量に確保しづらい点です。例えば、複数台そろえたいのに、在庫が1点のみ、というケースも珍しくありません。そのため「同じ仕様で、数十台、数百台のパソコンを購入したい」といったニーズには向いていません。こうした場合は、大手メーカーの正規品を購入したほうが良いでしょう。

 どうしてもアウトレットで同種類・同仕様のパソコンをそろえたい場合は、法人の導入実績が豊富なメーカーが狙い目です。こうしたメーカーでは、比較的多くのアウトレット在庫を保有している傾向があります。

 もしオフィスで使っているパソコンが古く、処理が遅くなった場合は、我慢して使い続けるのではなく、アウトレットパソコンで手軽に買い替えたほうが、ビジネスを円滑に進められるでしょう。

執筆=風間 梢

フリーライター。企画、人事、ECサイト運営などを担当したのちに独立。現在は就職、流通、IT、観光関連のコラムやニュースなどを執筆している。

【T】

あわせて読みたい記事

  • ニューノーマル処方箋(第58回)

    1本の電話が大きなリスクに!? 実は怖い迷惑電話とその対策

    業務課題 リスクマネジメント音声通話

    2025.02.07

  • 中堅・中小企業DX実装のヒント(第11回)

    DXで人材採用の効率と精度アップを実現

    業務課題

    2025.02.07

  • 知って得する!話題のトレンドワード(第22回)

    ポイント解説!スッキリわかる「イクボス」

    業務課題 経営全般

    2025.02.04

連載バックナンバー