学生の77%が電子教科書を「使いたい」と回答
学習効率アップへの期待と、携帯性や利便性が支持される結果に
調査の背景
オンライン授業やオンデマンド配信の普及、スマートフォンやタブレットの活用が進む中、学生の学び方は大きく変化しています。こうした環境の変化に伴い、学生にとって「より学びやすい教材」として、電子教科書への関心が高まっています。
電子教科書は、軽くて持ち運びやすい点に加え、検索・書き込み・動画再生など紙にはない機能を備えていることが特徴です。
そこで本調査では、日本国内の7大学・計345名の学生を対象にアンケートを実施し、学生のニーズを明らかにするとともに、学生のより良い学習体験の実現につなげることをめざしました。
結果
1)電子教科書を「利用したい」学生は77%
授業で電子教科書を利用したいか尋ねたところ、「ぜひ利用したい」「あれば利用したい」と回答した学生が77%でした。学生の間で、電子教科書の利用意欲が高いことがうかがえます。
2)学習効率が「上がる」と期待する学生は82%
電子教科書の利用によって学習効率が上がると思うかを尋ねたところ、「かなり上がる」「少し上がる」と回答した学生が82%でした。学生は電子教科書に対して、学習面でのメリットを期待しているようです。
3)普段の電子書籍利用はマンガ閲覧が最多
日常的な電子書籍の利用状況では、マンガを読む学生が最も多くみられました。すでに電子コンテンツに触れる習慣を持つ学生が一定数おり、「デジタルで読むこと」は特別なものではなくなりつつあります。
4)電子書籍・電子教科書の利用に「抵抗感がない」学生は54%
- 抵抗あると回答された学生(目が疲れる・集中力が切れやすい、手書きの方が覚えやすい、PC操作が苦手)計 140名(全体の40%)
電子書籍や電子教科書の利用に抵抗がないと回答した学生は54%でした。一方で、抵抗がある学生の理由としては、「目が疲れる・集中力が切れやすい」「手書きの方が覚えやすい」といった、使い方に関連するものが挙げられました。
しかし、電子書籍や電子教科書の利用に抵抗があると回答した学生のうち、60%が「授業で電子教科書を使いたい」と回答しており、抵抗感よりも利便性などのメリットを重視する学生が多いことがわかります。
5)役立つ場面として「移動中(スキマ時間)」が最多
電子教科書を使うならどんな場面で役立つと思うかを尋ねたところ、「移動中(スキマ時間)」が最多となりました。場所を選ばず学習できる点を高く評価していることがわかります。
6)紙より優れている条件として、携帯性・利便性を高く評価
電子教科書が紙より優れていると感じる条件を尋ねたところ、最も多かった回答は「軽量で持ち運びやすい」でした。次いで「いつでもどこでも学習できる」が多く、学生が電子教科書の携帯性、利便性を特に評価していることがうかがえます。さらに、横断検索やリンク・動画貼付など、電子ならではの機能への期待も確認されました。
まとめ
今回の結果から、学生は電子教科書に対して高い利用意欲を持ち、学習効率の向上や学習スタイルの広がりに価値を感じていることが分かりました。一方で、目の疲れや手書きの方が覚えやすいといった理由から抵抗感を抱く学生も一定数存在します。
しかし、電子書籍や電子教科書の利用に抵抗があると回答した学生のうち、60%が「授業で電子教科書を使いたい」と回答しており、抵抗感よりも利便性などのメリットを重視する学生が多いことが示されました。
また、普段から電子書籍を利用している学生も多いことから、電子教科書は学生の日常的なデジタル利用スタイルと相性が良いことも確認できました。授業だけでなく移動中や外出先など、さまざまな場面で学びを支えるツールとして期待されています。
これらの結果から、電子教科書は学生の学習体験をより良くする可能性を持つ一方、導入時には学生の不安に寄り添うサポートが大切であることが示されました。
NTT西日本では「電子教科書・教材配信ソリューション」を通じて、引き続きより良い学習価値の提供に貢献してまいります。
調査概要
- 調査内容:電子教科書の利用と学習スタイルに関する意識調査
- 調査方法:謝礼付きWEBアンケート
- 調査期間:2026年1月5日〜1月30日
- 調査対象:日本国内の7大学、計374名の学生
- 有効回答数:345件
- 作成者:NTT西日本株式会社 エンタープライズビジネス営業部 社会基盤営業部門 文教営業担当
- 備考:自動回答防止設問の正答など所定条件を満たした回答のみを集計


