人間関係で悩まない!苦手な人が気にならなくなる技術(第1回) みんな違うパターンを持っている(上)

コミュニケーション

公開日:2018.06.05

 学生の頃は友だちを選べましたが、社会人になるとそうはいきませんね。職場には年代も性別も、育ってきた環境もまったく異なる人たちがたくさんいます。その人たちと毎日一緒に働く中で、多かれ少なかれ人間関係のストレスを抱えている人はいると思います。そんなとき、つい苦手な人と戦って解決しようとしていませんか?そんな皆さんに何か少しでもヒントになることをお伝えできたらと思います。第1回は、苦手な人と戦うエネルギーを使わずに、ラクに人と関わるコツについて、そのコツを詳しく解説していきます。

 仕事先で苦手な人、いませんか?苦手と思えば思うほど、その人の言動が気になったりしませんか?私たちの脳は、意識した情報を拾ってきます。そう、「嫌だな」と意識した途端にその人の言動に反応し始めるのです。

 例えば、10人のグループがあるとしましょう。その場合、10人全員と気が合うことはまずありません。たいていの場合、自分にとって気の合う人が2割、普通の人が6割、気が合わないと感じる人が2割います。どの世界に行っても、必ず苦手な人、合わない人はいるのです。これを私は【宇宙の法則】と呼んでいます。

 要は宇宙レベルの普遍的な数字だということ!嫌な人がいて、会社を辞めたとしましょう。では転職先に、嫌な人はいないでしょうか?そんなことはありません。転職先にも、やはり苦手な人は必ずいます。

 学生時代は、気の合う友だち同士で過ごすことができました。しかし、残念ながら職場では上司・同僚・部下を選ぶことはできません。もし、周りに苦手な人がいたらどうするか?

行動のパターン~積極的、仕切る、受け身~

 手の組み方は、右親指が上の人、左親指が上の人、それぞれだと思います。では、いつもとは反対に組んでみてください。何だか気持ち悪いですよね。それが、あなたの「パターン」だからです。

 このように、私たちはいくつもの自分のパターンを持っています。そしてこのパターンの中で生きています。靴を履くときに右足からなのか、左足からなのか、お風呂に入ったときに体をどこから洗うかなど、みんな毎回同じはず。普段は無意識に行動しているため、改めて気に留めることはありませんよね。このパターンは人それぞれです。自分にとっては当たり前ですが、人から見ればそうではないのです。

 私はコミュニケーション講座の最初に、受講生の皆さんに、あるワークを試していただくことがあります。「これからチームのメンバー同士で自己紹介をしてください。その順番を、じゃんけんをせずに決めてくださいね」。そう言うと、大きく3つのタイプに分かれます。

 まず「じゃあ、私からやりまーす」とトップバッターを引き受ける積極的な人。そして、「あいうえお順でいきましょう!」「一番遠くから来た人が最初にしましょうか?」などと提案して、その場を上手に仕切る人。最後は、自分からは話さずに、誰かが仕切ってくれるのを待っている受け身の人です。

 あなたは、どのパターンでしょうか?よほど意識して変えない限り、どの場面でも、どのグループに入っても、きっと同じです。例えば、普段は消極的な人が、会議の場でいきなり仕切る側に回るということはまずありません。こうした「行動のパターン」のほかに、あなたには「思考のパターン」や「感情のパターン」もあります。

執筆=山﨑 洋実

コミュニケーションコーチ。1971年静岡県生まれ。大手英会話学校勤務時代に、接客&人材育成の楽しさを知る。2000年にコーチングに出合い体系的に学ぶうちに、これまでやっていたことがコーチングだったと知る。出産後、身近なママ友向けに始めた講座「ママのイキイキ応援プログラム」は常に笑いあり、涙ありで心に響き、かつ本質を伝える講座として瞬く間に全国区へ。講座内容が仕事にも役立つことから企業研修、講演会を全国で開催。

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