ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで"学び"が進化する
ここ5年あまりで急速に企業のWi-Fi導入が進んでいる。Biz Clipでは2015年から企業のWi-Fi導入の実態調査を行い(調査実施:日経BPコンサルティング)、企業のWi-Fiに対する意識の変化を追っている。調査ではWi-Fi導入拡大が数字として如実に表れ、2015年に5割程度だった導入比率が1年半で約7割に、さらにその3年後の2021年には8割と数字を伸ばした。(下図)
【図 Wi-Fi導入状況の比較】
各調査の「無線LAN導入状況(従業員数別)」の「全体」の数字を比較
その背景には働き方の多様化、迫られる業務効率化、あるいは店舗や施設においてはスマホやタブレットの普及によるWi-Fi使用の一般化などが挙げられる。Biz ClipではWi-Fi導入の実態とともに、導入・非導入の理由についても聞いているが、意識の変化も表れている。
2015年時点での導入目的はオフィスの美化やレイアウト対策が多かったが、2017年になると導入理由においての「働き方改革(ワークスタイル変革)」が2位にランクインする。企業の人数が多いほど無線LAN導入による働き方改革効果が見込めると考えられ、従業員1万人以上の大企業に至ってはぶっちぎりのトップ(52.3%)となった。2021年時点でも1万人以上の大企業においては「ワークスタイル変革」が理由の1位を持続する。
また「導入後に困っていること」については順位の変動こそ見られないものの、2015年時点の「通信状況・品質」の回答では1万人以上の大企業が突出して多かった状況が、2017年にその傾向はなくなり、2021年には逆に企業規模が大きくなるほど選択比率が下がるようになった。さらに2017年調査と2021年調査を比較すると、「特にない・分からない」と回答した層は7.9ポイント増えた。困っていること自体の減少傾向も要因の1つとして考えられる。
NTT西日本には「フレッツ 光ネクスト」を契約した企業を対象としたWi-Fi環境構築サービス「スマート光ビジネスWi-Fi」があるが、このサービスは導入から運用サポートまでを対象とする。オフィス・店舗・施設などにWi-Fiを導入する際には、導入までのスピード、セキュリティ対策、さらにトラブル時のサポートが条件となるケースが多く、こうしたビジネスWi-Fiサービスを採り入れた結果、導入後に困る割合が改善されている可能性がある。
以下、当サイトで紹介した企業のWi-Fi導入実態調査の結果を紹介する。
<調査データ>
2015年調査 半数以上の企業がオフィスに無線LANを導入済み
2017年調査 企業の7割が無線LAN導入済み
2021年調査 オフィスWi-Fi導入実態調査2021
無線LANの導入率は52.4%で過半数に達した。従業員99人以下の企業は43.1%、1万人以上の企業では66.7%の導入率となった。一方で「導入の必要性を感じていない」と回答している企業は、99人以下の企業が37.9%と高かった。
導入理由で圧倒的に多かった1位は、「オフィス美化やレイアウト変更・移転を容易にする」(48.7%)。導入後に困っている点として、最も多かった回答は「通信状況・品質」(37.1%)だった。導入を未検討または必要性を感じない理由は「有線の回線で事足りている」(42.1%)、2番目は、「セキュリティが不安」(36.2%)となった。
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>半数以上の企業がオフィスに無線LANを導入済み
2015年時点での企業内における無線LAN環境の実態調査。導入率は約半数。ただ、その目的はオフィスの美化やレイアウト対策が多く、スマートデバイスの活用を主体に考えている回答は少ない。
無線LANを導入している企業は68.7%と約7割となった。導入理由として多くの企業が選択した理由が、「業務プロセスの効率化」(36.0%)、続いて「ワークスタイル変革」(32.8%)。前回調査ではトップ5にすら入らなかったのに、今回は2位にランクインした背景には働き方改革の推進が考えられる。
Wi-Fi導入を未検討、または必要性を感じない理由としては「有線の回線で事足りている」が49.9%。次いで「セキュリティが不安」が47.3%と約5割が選択。あればよいサポートとして最もニーズが高いサービスは、「トラブル発生時のサポートセンター対応」で30.2%となった。
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>企業の7割が無線LAN導入済み
2017年時点での企業内における無線LAN環境の実態調査。オフィスへの無線LAN導入は5割から7割と、前回調査後1年半で急速に拡大した。
80.7%の企業が無線LANを「導入済み」と回答した。導入理由として最も多く選択されたのが、「業務プロセスの効率化」(38.2%)。2位は「ワークスタイル変革」の29.4%となった。
無線LANの導入を未検討、または必要性を感じない理由で最も多かったのは「有線の回線で事足りている」が44.0%。次いで「セキュリティが不安」(33.6%)、3位は「社内でモバイル活用をしない」(19.9%)だった。オフィスWi-Fiにあればよいサポートについては、「機器故障発生時の代替機器送付」(22.9%)、続いて「トラブル発生時のサポートセンター対応」(18.6%)となった。
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>オフィスWi-Fi導入実態調査2021
2021年時点での企業内における無線LAN環境の実態調査。企業の導入率が8割を超えた。非導入理由の「セキュリティ不安」は17年調査と比較して13.7ポイント減少した。
2021年調査の1万人以上の企業での無線LAN導入率93.8%を見ると、大企業においてはほぼすべてに行きわたったといってよいレベルだ。99人以下の企業でも74.3%、2017年時点の1万人以上の企業の79.1%に迫る勢いだ。早晩、無線LAN導入をしていない企業のほうが珍しい状況になるのは想像に難くない。
Wi-Fiを導入しない理由の一番はいずれの調査でも「有線で事足りる」で、2位は「セキュリティ不安」だ。ビジネスで使用する際には、セキュリティを考慮したビジネス用のWi-Fiサービスを選択したい。トラブル発生の際に対応してもらえるものも安心感がある。
NTT西日本の公式サイトのスマート光ビジネスWi-Fi紹介ページでは、ポイントとして「導入の手軽さ」「高度なセキュリティ」「サポート体制」の3つを挙げ、サービスに関する5つの特長を説明する。さらにサービスの「提供機能一覧」「料金」「ご利用までの流れ」「よくある質問」「導入事例」が掲載され、パンフレットや解説資料のダウンロードも可能となっている。導入を検討する際には、当該ページの閲覧をお勧めしたい。
※掲載している情報は、記事執筆時点のものです
執筆=執筆 = 日経BPコンサルティング
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